第26話 次元の折りたたみについて

超弦理論では、次元が少なくとも9次元あって、折りたたまれている、とされています。


この次元の折りたたみとは、ということで私なりに考えてみました。


以前の話で、電子の形は、”ダブルドーナッツ”状ではないか、ということをお話しました。


もともと物質はエネルギーですが、エネルギーには形がありません。そのエネルギーが形を持つためには、振動することが必要となります。

  0次元=点 大きさを持たない

  1次元=線 左右に振動 線分(長さ)を持つ

  2次元=面(円) 円運動 面積を持つ

  3次元=トーラス(ドーナッツ) 円運動に螺旋を組み合わせたもの。1周するとトーラス状につながる

  4次元=上のトーラス状のものが点として振る舞い左右に振動したもの

  5次元=4次元トーラスが円運動する

  6次元=5次元トーラスが、さらにトーラス状に1周したもの

  7次元=6次元トーラスを点として振る舞い左右に振動したもの

  8次元=7次元トーラスが円運動する

  9次元=8次元トーラスが、さらにトーラス状に1周したもの

   ・・・

意味わかりますか?フラクタルの世界です。どんどん拡大していくと、実は、拡大したものが、より大きなものと同じ構造をしていた、という具合です。”マトリョーシカ”状態といった方がピンときますかね?


実際には、振動するためには時間が必要なので、+1次元時間軸が加算されます。


数学の世界では、何次元でも直交軸を考えることはできますが、現実世界では、XYZの3次元に時間軸(一方通行)が加わった4次元となります。このXYZの3次元が、幾重にも重なっていると考えています。XYZが3回重なったもの=9次元+時間軸1次元=10次元という認識です。


そもそも、エネルギーは大きさを持っていないわけで、それが大きさを持つためには、振動して空間を取り込む必要があるわけです。一度に取り込め空間のサイズは限られるため、多重に繰り返すことで、段々と大きくなっていき、ようやく目で見えるサイズまでに成長する、といってもよいでしょう。


各段階の3次元+1次元の世界があって、今の我々の世界から見ると、とても小さな世界が広がっているのかもしれません。逆に小さな世界側からみると、我々の世界は、とても大雑把で巨大で、巨大過ぎて逆に見えない世界なのかもしれません。


このあたりは、賛否両論、千差万別、様々な見方がありますので、なんとも言えませんが。一説には、”この世は33次元で成り立っている”とも言われていますので、上の多重マトリョーシカ状態も更に3倍ぐらい重なっているのかもしれません。


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