第21話 太陽系は引っ掻き回された!?

と考えます。根拠はあります。


1つ目:天王星が横倒し(後ろ倒し)

2つ目:海王星の衛星トリトンが逆行

3つ目:冥王星の軌道が傾いている

4つ目:金星の自転が逆行

5つ目:地球に合わない大きさの衛星=月がある

6つ目:火星の環境が昔と今で違いすぎる


太陽系に3000〜6000km級サイズの彗星が飛び回っていて、これらの異常現象を引き起こしたかも知れません。


天王星は、他の惑星と同様に天王星を中心にして衛星が周回していますので、誕生時には、普通に水平自転していたのでしょう。その天王星系そのものを横倒しにしていまう出来事が後に発生したということになります。


トリトンの逆行と冥王星軌道が傾いているのは、冥王星はもともと海王星の衛星であった可能性があります。巨大彗星のせいで、冥王星ははじき出され、トリトンは逆行するはめになたわけです。


金星の自転が逆行しているのも同様で、ニアミスをしたため、軌道こそ外れなかったものの、自転方向と速度に多大な影響を与えてしまったのです。


地球の衛星である月も不思議です。あの大きさの小天体を地球が引き止めるのは至難の業です。インパクト説もありますが、巨大彗星が引率してきた他の惑星の衛星を置き土産した可能性もあります。


火星に関しては、火星探査の結果、過去に水があった痕跡がたくさん見つかっています。ということは、昔は、別の公転軌道(太陽寄り)を回っていたのが、巨大彗星によって、軌道を変化させられ、環境が激変したということでしょう。


恐ろしいのは、金星です。


もし、この仮説が正しいとすると、金星の現状は、比較的最近起こったと考えられるからです。自転に急ブレーキがかかって大気と地面で摩擦が起こり、高温高圧の大気になったとすると、流石に何万年も前のことなら、大気の自転速度も地面と合ってきて摩擦も減っているでしょうが、未だに大気は24時間で自転しています。ということは、自転ブレーキがかかった時期は、それほど昔ではないということです。


〜3000年ぐらい前でしょうか。検証していないので、いわゆる感ですけど。


では、巨大彗星はどこへ行ったのか???

もし、まだ太陽系内にいるならば、そんな大きな彗星は見つかっていないのがおかしい、という方もいらっしゃるでしょう。


私もそう思います。そう思いたいです。


もし、見つからないとすれば、彗星といえば、長大な楕円軌道を描くのが常ですから、今は、ちょうど最遠部にいて、ほとんど動かず、太陽の光も届かない、自分で発光しない星なので、発見されていないということだと思います。



今も、巨大彗星がどこかにいると思う今日この頃です。


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