第12話 磁力…同極同士の反発とモノポール

N極から磁力線が出て、S極へ入っていく...という磁石の磁力線を描いた図を見たことがあるかと思います。異なる極同士は引き合い、同じ極同士は反発することは、学校の授業でも理科実験でやったことがあるのではないでしょうか。


N極(磁力線が出る側)同士なら、反発するのだろうと、直感的にも理解できますが、S極(磁力線が入る側)同士が、なぜ、反発するのか、理解し難いのです。

むしろ、お互いに吸い込んでいるから負圧になって引っ張られるのではないか、と。


実際、厳密にN極同士の反発と、同じ磁石のS極同士の反発が微妙に異なっているのか過去にどなたか調べたことはあるのでしょうか?


でも、現物実験でS極同士の反発は明らかです。ここになにか、まだ認知できていない秘密がありそうです。拙い頭で考えたところ、磁力線は単純な直線的に出たり入ったりしているのではなく、螺旋状に出ているのではないかと考えました。


右回りなのか左回りなのかは不明ですが、仮に右回りとしましょう。N極から右回り螺旋で磁力線が伸びていき、向かい側にも同じN極が右回り螺旋で磁力線が伸びています。


それが途中で衝突すると、右回り同士の向かい合わせのため、回転方向が噛み合わず、反発することになります。


S極同士の場合(S極側から見て左回り螺旋で磁力線が向かってくる)、左回り螺旋を取り込もうとしますが、やはり、回転方向が噛み合いません。単なる直線的な磁力線よりも、強い反発力が働くのではないでしょうか。


大統一理論で存在が予測されている量子です。磁石は通常N極とS極が一緒に存在し、切り離すことはできません。モノポールは、磁気単極子という名の通り、N極だけ、S極だけと単独で存在する量子です。


このモノポールを発見するのではなく、創ることはできないのでしょうか?


...正物質と反物質を組み合わせることで、モノポールを創ることができるのではないかと考えています。対消滅してしまう、ということは一旦置いておいて、話を聞いてください。


別のテーマで磁力は螺旋を描いた形で空間を伝達していくことをお話しました。実は、正物質と反物質で、たとえば、同じN極なのに、螺旋の回転方向が異なるのです。


ということは、正物質のN極と反物質のN極は、反発しないで吸引します。S極同士でも同じです。


つまり、正物質と反物質の磁石のN極同士を近づけると、磁石的には、両極がS極という磁石=モノポールが出来上がります。


もっとも、対消滅しないようにすることができるかどうかにかかっています。


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