第2話 犬探し
犬を飼える環境は整った。
さて、一番肝心なワンコさんをどこから迎えよう。
昔から保護犬にも興味があった私は、
どんなところから迎え入れられるのか調べた。
①保護犬サイト
②市役所のホームページから保健所の譲渡情報
③ブリーダーさんのホームページ(繁殖犬を引退した子)
④犬のテーマパークの引退犬
探してみると色んなところで飼い主さんを募集していた。
まだ子どもが未就学児だったため、夫から大型犬ではなく小型犬にしてほしいとだけ言われていた。
なので小型犬に絞って探す。
毎日ネット検索の日々。
生い立ちを読んだり、その子の性格を読んだり、自分の家のライフスタイルに合うかなど、色々想像して、やっと数匹気になる子がでてきた。
早速問い合わせをして、先方からの質問事項に答えるといったことを何度か繰り返す。
確か5件ほど、犬種はさまざまだけど全て成犬で問い合わせたかと思う。
結果は…
問い合わせした全ての管理者から、問い合わせ時点でNGをもらい、トライアルすら叶わなかった。
もちろんNGな理由もきちんと教えてくれた。
どこも共通で言われたことは、
・共働きで留守番の時間が長い
・子どもが就学前の年齢である
この2点だった。
元々保護犬は神経質な子が多いそうで、
ある程度犬と適度な距離感をもって生活できることが望ましいのだそう。
環境と人に慣れるまでに時間が必要らしい。
未就学児の子どもの場合、親がダメだよと教えたところでぐいぐい構ってしまうこともあり、犬がストレスになってしまうそうだ。
それと、我が家の場合週5フルタイムの共働きのため、長い留守番必須なところもお断りの原因だった。
言われてみたら確かに、と納得。
なので、この時点で保護犬を迎え入れることは諦めた。
慌てて飼う必要もないので、子どもが小学校中学年になる頃まで待ってもいいのだけど、子どもはワンコが来る日が待ち遠しくて、進捗確認攻撃を毎日せっせとしてくれることもあり、ペットショップから迎え入れることも検討することにした。
それから毎日色んなペットショップのサイトから子犬情報を見て、気になった犬種について性格などを調べる日々。
楽しいけど、見れば見るほど決められない。
とはいえ、その中でも見た目がとっても可愛らしく、どのワンコよりもやっぱり気になる!
というワンコが現れた。
ひとまず夫に報告。
報告しつつ、私の中で見た目が可愛いからという理由で決めるのは如何なものか、もっと性格やら、飼いやすさ、飼育の難しさなど色々調べなければ…という気持ちも報告。
すると夫が一言。
気になったワンコがいるショップに一度行ってみよう!と言ってくれた。
その提案に対し、「でもなぁ〜。」とモヤモヤしていると、さらに一言。
「シンプルに見て、触ってみるのも大事じゃない?動いてる様子を見てわかることもあるし。判断材料増やすだけ。」
確かにそれもあるな。
そう思って家族みんなで見に行くことにした。
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