第2話 犬を迎える

 まず、どこから犬を迎えるか。

ということで、かなり長いこと悩みました。


元々保護犬に興味があった私は、保護犬の譲渡サイトをたくさん見て、「子ども可」とある犬を探し、数件問い合わせをしました。

すると、子どもの年齢確認をされ、「6歳」と答えると、問い合わせた全ての保護さんから断られてしまいました。


 理由を尋ねると、未就学児では、まだ犬との接し方についてのルールがきちんと守れないから危険だということでした。


 そこで、今度は繁殖をやっているブリーダーさんをネットで検索し始めました。

すると、理由は分かりませんが、販売ではなく、繁殖時期を終えた犬さんや、その他の理由などで、無償で譲っている犬さんがいることを知りました。


私は決して仔犬でなくても良かったのと、

成犬であれば、ある程度性格なども分かり、飼いやすいと思い、さっそく問い合わせて見たのですが、里親さんが決まってしまった、とのことでご縁はありませんでした。


 里親になることは難しいと判断し、ブリーダーか、ペットショップから仔犬を迎えることも選択肢に入れ、探しました。

家族で犬を飼うことを決めてから、犬さんを決めるまでに数ヶ月が経っており、

さすがに子どもから、まだなの?と毎日催促もあり、事前にインターネットサイトで見つけたペットショップで、私が気になっていた仔犬を実際に見に行ってみることにしました。


 私は即決する気はまったくなかったのですが、犬探しに対して何も言わなかった夫が、

「こういうのも縁とタイミングだから、実際に見て、触って、家族が気に入れば、迎えてもいいと思う。」

と言ったのです。

夫は、犬は好きだけど、今まで飼ったことはなかったのもあり、飼うことに対して正直どっちでもいいと思っているほうだったので、驚きました。


 そしていよいよ、ショップの方にお願いして、インターネットに掲載されていた仔犬を見せてもらうことにしました。


その仔犬は生後3ヶ月、もうそれはそれは可愛らしく、家族もこの仔犬がいいと言ってくれたこともあり、その仔犬を迎えることになりました。


 ショップの方に、説明と手続きに数時間かかります。

と言われ、手続きなどに要した時間はなんと、3時間程度かかり驚きました。

手続きが終わると、今度は迎え入れるためのハウスやトイレなど、必要最低限の買い物です。


ショップの開店時間に行って、家に着いたのは夕方になっていました。

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