4話目 見守る殺人鬼と刺す女子高生
「私の家はここだよ。」
「でけぇな。」
「私の部屋はないけどね。」
いいから行けよ。
「早く殺ってこい。」
「せっかちだな。まだ心の準備出来てないから、待って。」
はぁ、俺ならもう終わるぞ?心の準備なんていらねぇよ。どんだけ心の準備をしたって最初の殺人は、壊れるもんだからな。
「早く行け。」
結視点
怖いな。でもこのナイフ持ってるだけでだいぶ落ち着く。不思議だな。
もう大丈夫。行ける。これで刺せばいいんだもん。簡単。楽しいよ。あの二人がいなくなるなら、いや、いっその事お姉ちゃんも殺ろうかな。
「じゃあ行ってくるね。」
「おぅ。」
カイくん素っ気ないな。さっきからだけど。ほんとに9歳なのかな。全然私より大人な気がする。
「早く行けよ!」
「ごめん。」
家に入る。鍵は空いてた。私が外に出た時に開けたから。私が家にいないことなんて気づかないよね。
「ただいま。」
「おかえりって、あんたどこ行ってたの?また夜遊び?少しは、お姉ちゃんを見習っ……て……え?」
刺して刺して刺した。
お母さんの寝巻きに血が染み込んでくる。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ」
「うるっさいっ、だっまれ!」
叫びながら逃げるお母さんを押し倒してそのうえに跨って背中にナイフを刺し続ける。だんだんお母さんの声が小さくなっていった。最後に首を横に深く切ってお父さんの方に向かった。
玄関で、お母さんが殺されるのを見て腰を抜かしたのかリビングの隅で座り込んでいるお父さん。
「ご、ごご、ご、ごめんなささささい。ゆゆ、ゆ、ゆるして、く、くくださ…ごふっ……ゆるじで。」
容赦なく刺しまくった。だって私の心をここまでボロボロにしたのはこいつらなんだから。
お父さんは、すぐに死んじゃったなぁ。こんなに弱いなら早く殺っとけばよかった。なぁんだ、つまんないの。
やっぱりお姉ちゃんも殺ろそ。まだ寝てるのかな?これで起きないとかやばいね。
あぁ、やっぱり寝てた。どうしようかな。一思いにやってもいいんだけどなぁ。ん〜、いや、苦しませて殺そ。だって…
私はお姉ちゃんがいたせいで苦しんだんだからさ。
「……いっ……がっ……え……ご……がふっ」
最初に刺した時に目覚めたみたいだけどもう遅いよ。刺す度に声が漏れてるのなんか面白いな。
「…い……あ………………が………………」
なんだ早いよ。もっと粘ってよ。あ〜あ、3人殺すのもっと時間かかると思ったのになぁ。ああ、そうだ、カイくんが待ってるんだった。早く行かなきゃ。
邪魔だなぁ。玄関前で死なないでよ。通りにくいなぁ。
「お待たせ!みんな殺してきたよ!」
「おつかれ。なら連れてってやるよ。」
やった!これで自由だ!もうあいつらに苦しめられないんだ!
「じゃあちゃんと死んでるか確認してくるから、お前そこにいろよ?あと、ナイフ返せ。」
「うん!ありがと!」
一時たってカイくんは帰ってきた。そしてこういった。
「お前、最後に親とか見てこい。」
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