多種品大食い大会?

崎山城市視点


ダイニングに通されるとダイニングテーブルの上には食事が慣れんでいた。


「ご飯を沢山用意してたの、お昼を食べましょ。」


瑞さんが用意したのだろう、テーブルの上には多くの食べ物が並んでいた。


和、寿司、天丼


中、チャーハン、餃子


米、ハンバーグ、ギューステーキ


英、イングリッシュレックファースト、スコーン


印、ナン&カレー、タンドリーチキン


しかも、食べ物の上にはお子様ランチ用の国旗が飾られている。


うん、お子様じゃないし、種類ももう少し統一しようね。


「量が多いですね…」


当然これだけの種類が並ぶと量も必然と多くなり、テーブルから食器がはみ出して今にも落ちそうな物も。


「男の子だから食べれるでしょ?それじゃあ座って食べましょ。」


座る場所は決まっているだろうと思いし待つと、佐藤さん一家は自分たちの席に次々と座っていき、僕は開いている席に座った。


席順は、僕の前がお母さん、隣が千佳ちゃん、そして斜め前が佐藤千鶴さん。


あ~佐藤千鶴さんが頬をプク~って膨らませて拗ねている。(僕以外全員佐藤さんなんだけどね。)


「千佳ちゃん、席を変わってくれない?」


彼女の機嫌を直してもらうには対面かできれば隣が良いと思い千佳ちゃんに席を変わってくれるように頼んだが。


「私ここが良い!」


結局変わってくれずにそのまま食事になったが、驚いたのはお母さんの食べる量だ、テレビで大食いを見かけるが正にそれを目の前で見ている。


次々と無くなる食べ物、僕はあっけにとられ躊躇しているうちに、僕の前に並んでいた食べ物も消えていく。


千佳ちゃんと佐藤千鶴さんは自分の分を確保している。


僕も慌てて食べだしたが。


「「「ごちそうさまでした!」」」


お腹半分の所で食べ物が奇麗になくなった。


(あれだけの食糧が奇麗になくなたや。)


「そせじゃあデザートにしましょうか。」


冷蔵庫から出てきたものに更にビックリ!!


大皿に並べられたサンドイッチ。


(それデザートと言わないよ!!)


しかもサンドイッチにも旗が一個一個に刺さっていいる。


サンドイッチが奇麗になくなる頃には僕の腹も八分目となった。


「それじゃぁ旗の数を数えましょうか。」


お母さんの掛け声で旗の数を数えだす。


佐藤千鶴さん、千佳、共に6枚、僕5枚、お母さん17枚


(大食いの人を見てよく思う感想、あれだけ食べて何故あの体型を維持できるの?!)

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