学級委員長と美術の先生

まえがき

前話の余談で学級委員、委員長の件ですがこの話からきちんと学級委員長と書きます。←今さらだろ!

たまに違うかもしれませんがご勘弁を。←間違うなよ!!

修正は気分が向いたらします。←しないオチだろ!

(作者、怠け者です)←前話でもしたネタ!


成田卓(学級委員長)視点


今日は水曜日の昼休み、月曜から副委員長が来ていない。しかも連絡が付かない、彼女の家に行っても誰もいない。


噂ではニコニコタウンで器物破損、窃盗で捕まったと…彼女紀藤明美がそんなことをするはずが無い!!


もしかして我ら宗教団体佐藤千鶴見守り隊の活動妨害工作?!


その時、予鈴と同時に彼女から携帯にメッセが届いた。


『教祖様、申し訳ありません、日曜日に買い物途中で、佐藤様と有罪男が一緒にいるのを目撃して、我を忘れて暴れてしまい、謹慎1ヶ月の処分を受けました。』


(理由は分かった、暴れるはずだ………………………………………………え‶!――――――――――――!!佐藤様と崎山が一緒に!!)


「死刑だ!」


僕はおもむろに席を立ち崎山の席に向かう。


(幸い次の授業は美術だ!あの先生ならホッホッホッホと笑って終わるはず!)


先生が教室に入って来たと同時に、自分の席に座っている崎山の襟を両手で締め上げる。


「学級委員長?!」


崎山が驚き、教室中が騒然となる中、ドスの利かせた声で。


「てめ~のせいで明美が謹慎1ヶ月の処分を受けちまった!」


ガヤガヤ「副委員長が謹慎!!」


ガヤガヤ「しかも1ヶ月!」


ガヤガヤ「崎山が副委員長に何かしたのか?!」


教室中がガヤガヤと騒がしくなる中。


「成田君!止めて!」


我らが神が僕の暴力を止めるように言っている。


「ホッホッホ!成田君、暴力はよくないですよ。」


先生まで止めるように言っている。


「ですが!!」


「ホッホッホ!何故このようになったかは知りませんが、罪を憎んで人を憎まずですぞ。」


「そうよ!成田君!」


「ホッホッホ!それに罪は人の品位を落とします。」


(く!ボケてると噂が有るのにまともな事を、教祖である僕が品位を落とす行為をすれば、ひいては宗教団体佐藤千鶴見守り隊の品位を落とすことに!!くっ!)


僕は崎山の襟から手を離した。


「ホッホッホ!それでいいのです、今落してしまった品位は良いことをして取り戻せばいいのです、よく言うでしょ?一日一善。」


「せんせい…」


「三日で三善。」


「徳を積め、と言う事ですね。」」


「三善進んで二善下がる、と。」


「言いませんよ!!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る