学級委員長と美術の先生
まえがき
前話の余談で学級委員、委員長の件ですがこの話からきちんと学級委員長と書きます。←今さらだろ!
たまに違うかもしれませんがご勘弁を。←間違うなよ!!
修正は気分が向いたらします。←しないオチだろ!
(作者、怠け者です)←前話でもしたネタ!
♦
成田卓(学級委員長)視点
今日は水曜日の昼休み、月曜から副委員長が来ていない。しかも連絡が付かない、彼女の家に行っても誰もいない。
噂ではニコニコタウンで器物破損、窃盗で捕まったと…
もしかして我ら宗教団体佐藤千鶴見守り隊の活動妨害工作?!
その時、予鈴と同時に彼女から携帯にメッセが届いた。
『教祖様、申し訳ありません、日曜日に買い物途中で、佐藤様と有罪男が一緒にいるのを目撃して、我を忘れて暴れてしまい、謹慎1ヶ月の処分を受けました。』
(理由は分かった、暴れるはずだ………………………………………………え‶!――――――――――――!!佐藤様と崎山が一緒に!!)
「死刑だ!」
僕はおもむろに席を立ち崎山の席に向かう。
(幸い次の授業は美術だ!あの先生ならホッホッホッホと笑って終わるはず!)
先生が教室に入って来たと同時に、自分の席に座っている崎山の襟を両手で締め上げる。
「学級委員長?!」
崎山が驚き、教室中が騒然となる中、ドスの利かせた声で。
「てめ~のせいで明美が謹慎1ヶ月の処分を受けちまった!」
ガヤガヤ「副委員長が謹慎!!」
ガヤガヤ「しかも1ヶ月!」
ガヤガヤ「崎山が副委員長に何かしたのか?!」
教室中がガヤガヤと騒がしくなる中。
「成田君!止めて!」
我らが神が僕の暴力を止めるように言っている。
「ホッホッホ!成田君、暴力はよくないですよ。」
先生まで止めるように言っている。
「ですが!!」
「ホッホッホ!何故このようになったかは知りませんが、罪を憎んで人を憎まずですぞ。」
「そうよ!成田君!」
「ホッホッホ!それに罪は人の品位を落とします。」
(く!ボケてると噂が有るのにまともな事を、教祖である僕が品位を落とす行為をすれば、ひいては宗教団体佐藤千鶴見守り隊の品位を落とすことに!!くっ!)
僕は崎山の襟から手を離した。
「ホッホッホ!それでいいのです、今落してしまった品位は良いことをして取り戻せばいいのです、よく言うでしょ?一日一善。」
「せんせい…」
「三日で三善。」
「徳を積め、と言う事ですね。」」
「三善進んで二善下がる、と。」
「言いませんよ!!!」
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