斎藤浩司視点

今日は城市に誘われてニコニコタウンに来ている。

そこで衝撃を受けた。

（はいからさんだ！）

佐藤さんの友達と紹介された加藤奈緒さん。

昔映画で観た主人公にそっくり、後服装が矢絣の着物に海老茶色の袴、そして黒のブーツ、頭にはトレードマークの大きなリボンを付ければスクリーンから出てきたと錯覚するほどだ。

何故この映画を知っているかと言うと、姉に連れていかれたためだ、俺としては他の映画を観たかったのだが「お金出すんだからこれで決定！」と言い無理やり観さされた。

最初はどうでもよかったが、見ているうちに主人公に惹かれた。

付き合うならこうゆう人が良い、と密かに思っていた。

実在しない人なので諦めていた所、佐藤さんと知り合い、つい最近失恋をした。

ちなみに姉は現在彼と同居中。この情報はどうでもいいか。

話は戻るが、加藤さんが最近携帯を親に買ってもらって、できれば教えて欲しいとの事だった。

（加藤さんの機種、俺のと同じだ！ここは俺が率先して！）

俺は城市と佐藤さんの2人を遊びに行かせ、加藤さんに教えることにした。

「じゃぁ、まずはどれだけ知っているか？からだね。」

現状を知り、色々教えていく。

30分も教えると普通に使える様になった。

「俺ともRINEでフルフルしてくれないか？分からない事が有れば教えるし、あの2人の事も相談したいし。」

加藤さんと仲良くなるチャンスを逃す手はない、連絡手段をもらいできれば付き合いたい。

「…はい、こちらこそご教授お願いします。それと千鶴の事は心配いらないと思いますが…何かあれば連絡お願いします。」

こうして俺達は連絡先を交換した、それから雑談をしていると、2人が帰って来た。

…何があった？距離が短くなっている！

♦

あとがき

この2人は登場させた時点でカップルにする予定でした。（まだなってないよ！ネタバレ！！）

ネタバレを書いた理由は昨日あとがきに書いた『後数話この感じだと終わらせます。』を意識したためです。（付き合う前に終わるのは悲しいかな？と思ったためです。）

そしてこの話の裏（城市と千鶴の話）が全く思いつかないｗ

書けなければ明日お休みする予定です、明後日も不明です。

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