第22話 日本滞在2
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誤字は後ほど修正予定です。
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■ 日本滞在2
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▼ 工作員
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「ちょっ、ちょっと、すみません、ポケットから落としましたよ。」
「へっ、あっ、あぁ、すいませ~ん。これ部屋のカードキーなんで、これがないと部屋に入れないんですぅ、助かりましたぁ。
どうですぅ、お礼も兼ねてお茶でも如何ですかぁ♥」
なんかえらく簡単に誘って来るなぁ~外人さんはそんなに尻軽なのかぁ~ってそんな訳ないよな。
しっかり鑑定してみた。
名前:アンネリ・アグレル 24歳 女の子=処女
出身:イスラエル・カイザリア
所属:モサド ツォメト所属
称号:モサドエージェント
ーーー 以下略 ーーー
はぁ、やっぱりなぁ~そんな美味しい話はないよねぇ~
まっ、暇だしお茶ぐらいいいかぁ……
「はい、どうせ暇なのでお茶ぐらいいいですよ。」
「じゃ、私の知ってる店でいいかな?」
「はい、OKです」
モサドエージェントのお姉さんに連れられて店に向かう。
エージェントのお姉さんは巨乳とまでは行かないがなかなかの物をお持ちで、凄いのはスタイルでウエストはかなり締まっているがヒップはプリっと上がって、もうむしゃぶりつきたくでたまんないがいくらなんでも路上で襲いかかるのは変態だ。
店に付いた。
オープンテラスの店でテラスの席に陣取った。
彼女はコーヒーブラック、俺はカフェオレをオーダーする。
「本当に拾って頂いてありがとうございました。部屋に入れないところでしたので助かりました。
ご挨拶が遅くなりましたが私はファウネリ・オリアンといいます。母国はイスラエルです。日本には留学生として来ています。来日して2年になります。」
「オリアンさんですね、日本語がお上手なんですねぇ。俺は紫藤直人です。学生っていいたいところですが、まあ、無職みたいなもんです。」
「おーっ、ナオトさん硬いですよぉ、ラウネリって気軽に呼んで下さい。私、無職でも気にしませんよ。」
ラウネリの口角が一瞬上がり、瞳の変化も見逃すことはなかった。
さて、どう仕掛け得て来るつもりかなぁ~回りに工作員が潜んでいる様子はないってところを見ると下手なアクションをかけるつもりはないみたいだな。
彼女はハンドラーなのかそれとも所謂ツバメってところなのかわからないけど、本人が姿を表すってところを見るとツバメの可能性が高いのだが、ツバメで処女はないだろうと直人は考えた。
「そういえばナオトさん、最近、アルスタン王国って国が現れたのはしってますか?、びっくりですよねぇ~突然ですもの~驚きですぅ~」
いきなりストレートで仕掛けてきたラウネリことアンネリには驚いたがナオトには含むところもあったので乗ることにしたのだった。
「はははっ、知ってるも何も俺はその国の国民だったりします。まあ、信じられないと思いますし、嘘だと思ってもらっても結構ですけどね。」
「いえ、信じます。私、ナオトさんをひと目見たときから信じられる誠実な人だとわかりました。私はこれでも人を見る目は凄いってみんなから言われるんです。
えへっ、ナオトさんには信じてもらえないかも知れませんが、ひと目見た時にビビッって来たんです。はい、一目惚れです。だからお茶、誘いました。
私はこういうふうにして誘うなんて初めての事なんですよ。」
「はははっ、ホントかなぁ~でも、嘘でもそう言ってもらえると嬉しいですよ。」
「嘘、ないです。ホントですって、どうです。これから私の部屋に来てお国の話を聞かせてもらえませんか?」
「いいんですか?、女性の部屋に行っても……」
「はい、構いませんよ。男性を部屋に呼ぶ。もちろん了解ですよぉ、では行きましょう。」
ラウネリは自分で仕掛けておきながら驚いた。
えっ、嘘じゃないのぉ……こんなに簡単に釣れるとは思ってもいなかったわ。
今回は取り敢えず顔合わせのつもりで、覚えてもらえればそれでいいなって思っていたのに、やっぱりまだ若いから溜まってるのかしら……
これで人違いって事はないわよねぇ……
二人はラウネリの部屋へと向かった。
「ナオトさん、私の部屋はここです。入って下さい。」
直人が連れて来られたところは都心の高級マンションだった。恐らく安い部屋でも億単位のハズだ。うーん、モサドは金持ってるんだなぁ♪
「では、お邪魔します。」
「はい、構いませんよ、どうぞ!!」
「キャッ!!んん~んっ!」
部屋に入るなり抱きついてキスをした。
驚いたことにキスをすると向こうから下を入れてきてディープキスとなった。
「ナオトさん、せっかちですねぇ♥、でも嫌いじゃないです。♡」
ベッドに倒れ込みわが闘争は始まった。
お互いいろいろな技を繰り出して攻防は続いたが結局の所、勝敗はつかず引き分けとなった。
「ナオトさん、タフですねぇ~♡とてもすごかったですよ。」
「うん、アンネリもな。」
俺がそう言うとアンネリは硬直したように佇まいを正して真剣な表情になる。
「ど、どうしてそれを……」
「ははっ、ラウネリがアンネリ、アンネリ・アグレルって事は会ったときから知ってたさ!、モサドエージェントでツオメトの所属だってこともな、ついでに24歳で処女だったこともな♪
まあ、俺にはそういう力が有るって思ってもらって間違いない。だからどんなカバーをかぶっても無意味だ。」
「はぁ、私、最初からバレてたんですね。どうして乗ってきたのです。」
「簡単さ!、アンネリが美人だったから……」
「もう、冗談ばっかり行ってぇ...恥ずかしいです。」
「冗談じゃないよ、本心だ、だから付いてきたんだよ。ほら、これをやる」
「これ携帯みたいですが……」
「あぁ、それの1番を押すと俺につながるよ、距離は関係ないから本国からでも通話は可能だ。どうせ、おえらいさんの要望があるんだろう、それがまとまったら連絡してくれ……出来ることはする。出来ないことはしない。
但し、常に君が窓口だ。他のものに変わったらこの話はない。」
「わかりました。私が窓口になれるように伝えてみます。でも、本当の理由を教えて下さい。」
「アンネリを気に入ったのは嘘じゃない、半分以上がそれが理由さ、残りは国の方針かな。」
「国の方針ですか?」
「そう、やられる前にやる。つまり国がやられて世界から同情されるより、世界から非難されても生き残る道を選ぶその国策に共感が持てたからだ。それ以外の理由はない」
「ありがとうございます。感謝します。」
「気にするな……」
そう言って直人は立ち上がるとテーブルの上に数個の魔石と初級、中級、上級、状態異常のポーションを3本つづ置いた。
「あのう...これは...」
「あぁっ、魔石と各種ポーションだ、手ぶらでは報告もしにくいだろう、手土産だ。」
各種ポーションの効能と適用を説明した。
「あのう、これってもうなくなった足には効かないんですよね。」
「あぁ、そうだな、切断されてすぐなら着けることが可能だが、切断されて時間が経っていて切れた足もない状態では無理だな。そう説明したはずだがどうしてそんな事を聞く?」
「はい、うちの父は戦争で片足を失ったのでもし、少しでも効果が有るならと……」
うーん、父親がねぇ……エリクシールを渡しても良いんだが、どっちみちすぐには本国には戻れないだろうしどうしたものかなぁ……ま、せっかく楽しませて貰ったからこれぐらいは良いだろう。
「なあ、アンネリ、君の父親は今はどこにいる?」
「えっとぉ、今、16時30分ってことは10時30分だから自宅にいると思いますが。」
「アンネリ、自宅の場所をしっかりと頭に浮かべてみてくれ」
「ハイ、これでいいですか?」
お父さん、お母さん、暫く帰ってないけど元気に暮らしているかしら。アンネリはそんな事を考えながら自宅の場所の風景などを思いうかげてた。でも、これが何になるのかしら?
「うん、しっかりそのまま、自宅の場所を考えていてね。」
「えっ、きゃっ!!」
アンネリにキスをした。
別にキスをする必要はなく身体的に接触すれば問題なく思考を読み取ることが出来た。
「お姫様お手をどうぞ!!」
「えっ、はっ、ハイ♡」
アンネリの戸惑いを横目で見ながら転移でアンネリの自宅まで飛んだ。
「えっ、ここは?、も、もしかしてうち?」
「そう、転移で飛んだんだ、あまり時間もないからさっさとするよ、まず、お父さんに合わせて...」
こ、これって所謂テレポートって言う奴なのかしら?、彼は魔法使い。あぁ、自魔法使いって本当に実在するんだわ。
「ハ、ハイ」
アンネリは自宅へと入っていく……
「あら、アンネリじゃないどうしたの急に帰ってくるなんてなにかあったの。
う、うん、その男性は?」
「このひとはナオト、私の友だちよ。ねぇ、お父さんはどこ?」
「お父さんなら部屋じゃないかしら。」
「ナオトちょっとまってて、父を呼んでくるわ。」
アンリの父は支えられながらやってきてリビングのソファーへ座った。
「はじめまして、ナオトと申します、アンリとは仲良くさせて頂いております。」
直人はヘブライ語でアンリの父に話しかけた。
「えっ、ナオトってヘブライ語はなせるの?」
「まあ、多少はね。」
「ナオトくんか、よく来なさった、アンリの父のモーシェ・アグレルだ。この度の急な訪問、歓迎するがどうしたことなのかね?」
ここで一から説明しても良いのだが時間ばかりかかるしそう簡単には信じてもらえないだろう。有無を言わせずにさっさと始めることにした。
「モーシェさん、失礼しますよ。」
そう言うと、アンネリの父の膝に手をかざす。すぐに膝を中心に青白い光がやがてオレンジに変わっていく。
「んんっ、うぐっ、んん~んっ」
「おーっ、どう言うことだ。足が、足が、足が戻ってるぞ!」
「あぁっ、あなた~っ」
妻、アンネリの母親が夫のモーシェに駆けつけ抱きついて涙を流している。
「アンネリ、今のうちに帰るぞ、ほら手を握って……」
「えっ、へっ、ハイ...」
すぐに転移して日本へと戻ってきた。
「ナオト、ありがとう、本当にありがとう。何と言って感謝したらいいかわからないわ。私で出来ることなら何でもするから言って……」
「気にするな、したら負けだぞ!」
「なっ、なに言ってるのよ。気にするわよ。当たり前でしょう。ねぇ、ナオト一体どう言うことなの?お父様の足といい、突然、イスラエルに着くなんてどうなってるの?」
半分パニックを起こしたようにしてアンネリは厳しく問い詰めてきた。
『プルルル、プルルル』
「あら、母から電話だわ。」
うん、うん、彼はそういう人なの、うん、そう、そう。えっ、今?日本に戻ってきてるわ。そう、とにかく不思議な人なの...とにかく今度説明するわ
アンネリが母親と電話しているのを背にして俺は手を上げバイバイと手を振りながらその場を後にする。
アンネリがなにか叫んでいるが取り敢えずは気にしなくて大丈夫だろう。
俺は人混みを抜けて自宅への道を急ぐ。
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召喚された勇者国と共に帰る 字無 @Tobiusa
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