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2021年10月5日 02:29
援軍を期待できない籠城は無意味ですからね、それこそ大坂の陣みたいに。史実の小田原籠城も、北の方の大名たちの動きに期待していたんでしょうけど、それらが篭絡できるからこそ、秀吉たちも動いたというわけで……。理想の籠城戦である、河越夜戦という伝説が、かえって枷になってしまったのでは、と考えています。河越夜戦自体も、史実かどうか疑わしい面がありますが。で、河越・小田原の二大拠点による防衛ライン構築。長期戦を誘い、秀吉サイドへの揺さぶり。これで東照大権現あたりに調略か……と思いきや、上田城の人!?沼田城で揉めた相手なのに……これは意外なところから来ましたね。果たして、調略という盤外の戦、どう動くのか。面白かったです。ではではノシ
作者からの返信
コメントありがとうございます!やはり小田原征伐は北条方の大きな誤算が働いたものと思われますね。小田原城不落の名声と、その籠城実績、裏打ちされた確かな戦略。これらは彼らを油断させうるには十分のことでしょう。そもそも、秀吉の大遠征は常軌を逸したものであり成功するはずがありません。ですが、そこが秀吉の凄さです。戦略、戦術において彼らをはるか上を行っていました。(これは黒田官兵衛の立案もあるかもしれないが)真田昌幸へと調略の糸口を求めた理由は大きく分けて2つ伏線や展開に込めた意味があります。一つは、名胡桃城事件に関してです。これは北条方の猪俣邦憲の独断とも、北条氏直からの命令とも言われていますが、確実に秀吉による謀略だと思われます。(それとも言いがかりか)そもそもこの事件さえなければ北条方は穏便にかつ北条方にとって有利に交渉を進めることが可能になってしまうからです。(ここは氏政の外交能力の素晴らしさが垣間見える!)資料に乏しいためよくわかりませんが、キナ臭いのはやはり真田昌幸です。だからこそ真田昌幸なのです。彼こそ秀吉政権にとっての弱点たるその本質を見抜いています。第四話で明らかになりますが、氏直はその昌幸の痛いところを突いて交渉に当たるという流れになっています。ニつ目はこの小説の大きなテーマの一つ「歴史の踏襲」にかけての伏線です。河越城や真田昌幸をわざわざ引っ張り出してきたのには理由があります。史実ではそのような動きはないのですから。(今後の展開に関わるから言えない......)さらにここから現時点でのラスボスと思われる秀吉は死に、ついに戦場は混乱の極みに達するのととなるのです。ここまでの読了ありがとうございます!
2021年8月14日 23:58
こんばんは!読み合い企画から来ました!北条早雲が大好きなので、その子孫のお話だと分かって、ワクワクしながら読みましたっ!とっても面白いです。しっかりと詳細まで書かれていて、読みやすくもあり、言葉選びも巧みだと思いました!台詞回しがいいですね…❤︎まだまだ序盤ですが、これからも楽しみにしています!
評価、コメント、ツイッターのいいね等ありがとうございます!!かなり無骨な戦国ものなので、そう言っていただけてうれしい限り.....!これからの展開、書いている私もわくわくしているので、ぜひ心待ちにしていただければ光栄です!!
援軍を期待できない籠城は無意味ですからね、それこそ大坂の陣みたいに。
史実の小田原籠城も、北の方の大名たちの動きに期待していたんでしょうけど、それらが篭絡できるからこそ、秀吉たちも動いたというわけで……。
理想の籠城戦である、河越夜戦という伝説が、かえって枷になってしまったのでは、と考えています。
河越夜戦自体も、史実かどうか疑わしい面がありますが。
で、河越・小田原の二大拠点による防衛ライン構築。
長期戦を誘い、秀吉サイドへの揺さぶり。
これで東照大権現あたりに調略か……と思いきや、上田城の人!?
沼田城で揉めた相手なのに……これは意外なところから来ましたね。
果たして、調略という盤外の戦、どう動くのか。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
コメントありがとうございます!
やはり小田原征伐は北条方の大きな誤算が働いたものと思われますね。
小田原城不落の名声と、その籠城実績、裏打ちされた確かな戦略。これらは彼らを油断させうるには十分のことでしょう。
そもそも、秀吉の大遠征は常軌を逸したものであり成功するはずがありません。ですが、そこが秀吉の凄さです。戦略、戦術において彼らをはるか上を行っていました。(これは黒田官兵衛の立案もあるかもしれないが)
真田昌幸へと調略の糸口を求めた理由は大きく分けて2つ伏線や展開に込めた意味があります。
一つは、名胡桃城事件に関してです。これは北条方の猪俣邦憲の独断とも、北条氏直からの命令とも言われていますが、確実に秀吉による謀略だと思われます。(それとも言いがかりか)そもそもこの事件さえなければ北条方は穏便にかつ北条方にとって有利に交渉を進めることが可能になってしまうからです。(ここは氏政の外交能力の素晴らしさが垣間見える!)
資料に乏しいためよくわかりませんが、キナ臭いのはやはり真田昌幸です。だからこそ真田昌幸なのです。
彼こそ秀吉政権にとっての弱点たるその本質を見抜いています。
第四話で明らかになりますが、氏直はその昌幸の痛いところを突いて交渉に当たるという流れになっています。
ニつ目はこの小説の大きなテーマの一つ「歴史の踏襲」にかけての伏線です。
河越城や真田昌幸をわざわざ引っ張り出してきたのには理由があります。史実ではそのような動きはないのですから。(今後の展開に関わるから言えない......)
さらにここから現時点でのラスボスと思われる秀吉は死に、ついに戦場は混乱の極みに達するのととなるのです。
ここまでの読了ありがとうございます!