第6話 あの忌々しい母校へと

残暑も厳しい時期が終わって、制服も冬服に変わったこんな日。

休日だったので家でゆっくりしていると、電話がかかってくる。

電話の主は桜台中学校だ。


電話の内容は、「受け取ってない物があるから、受け取りに来い」だそうだ。

本当になんだ。

仕方が無いので制服を着て、学校に向かう。


正直言って、めんどくさい。

取りに行く位なら、郵送にしてくれ。

もう関係がないじゃないか。


そして取りに行った物は剣道初段審査の合格証だ。

別に取りに行くのは良かったが、早く欲しい。


取りに行った帰りに俺はコンビニで昼食を買った。

親が仕事だが、今日は親が寝坊して作り置きのご飯は作れなかったようだから

俺は買う事にした。


俺の食べたいものを買って、家に帰った。

食べていると、モヤモヤした気分も晴れて行った。

もう剣道はしない事にしたので、それはそれでよかった。

賞状を少し見たあとにそれを机の上に置いた。


食べ終わったものを片した俺は、またスマホを弄っていた。





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