「どう?」「えろい!」

これはお知らせです。


先にお伝えしときます。

この回に、過激なシーンはありません。次回はあります。

少し伝え方が、良くなかったので訂正します。


・一日に2話更新します。

・2話のうち1話は過激なシーンがある。


とお伝えしましたが、この2話というのは、過激なシーンがあってから2話ではなくて、一日2話更新するうちのどちらかが過激ですよ。という意味になります。


今回は過激なシーンが、ありません。

伝え方が悪くて申し訳ありませんでした。


では、本編の方をどうぞ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


水着…水着…水着…。


「裕太?裕太?」

「うぉっ!?ど、どうした!」

「いや、なんでそんなにボーッとしてるのかなぁって。もしかして…想像した?」


いや、逆なんです。想像できなくて困ってたんです。経験不足でごめんなさい。


「い、いや、そうじゃなくてな。」

「も〜、隠さなくてもいいよ!でも想像する時は私をモデルにしてね?」

「お、おう。」


いや、だから、想像ができないんだって。


今まで見てきた水着が学校用のいわゆる"スク水"じゃない水着だからなぁ。いや、今時はもう学校でもスク水じゃないからさ。ほら、競泳用のとか、少しでも露出控えるようの長袖とかだったから。


海用の水着って言われてもなぁ。似合ってるとか分かるのかなぁ。


沙姫は、見た目は清楚系美少女なんだよな。やっぱり白っぽいやつがいいのかな?でも、黒っぽい方も……う〜ん。わかんねぇ。


「…い。おーい。裕太?もう着いたよー?」

「はっ!ごめん。考え事してた。」

「あ〜。また妄想してたな?」

「妄想ではないな。想像な。」


できてねぇんだけどな。


水着販売店に入ると1番最初に目に入るのが、マネキンの着てる露出がとても多い水着。


こ、これがビキニ!え、えろい…。ゴクッ。


いや、ゴクッ、じゃねぇよ。己は変態か。


「ねぇ、これよくない?」


沙姫が持ってきたのは白っぽいが、真っ白ではない、所々にデザインが施されているビキニ。


「まぁ、俺的に沙姫は、白っぽいのが似合うイメージだからな。似合うと思うよ?」

「じゃあこれは?」


そう言って手にしたもう1つの水着は、花柄で、いわゆる紐パンと呼ばれるようなもの。えろくないですか?


「ひ、紐パン?え、えろ…」

「はい、お店の中で言いませーん。」

「すいません。」


他にも色々見て回って大体3つに絞った。最初に選んだのはまだ残っていた。


俺的にそれが一番似合ってるんですが…。俺的にね?あくまで俺的に、だからね?


「じゃあ試着してくるね!」


え、試着できるのか?てかいいのか?そんな露出高いのをここで着るのか?


ほんとにすいません。こんなとこ来たことないんです。馬鹿みたいに聞こえるけど、許してください。


試着してくる。そういって奥にある試着コーナーで着替える沙姫。


その目の前にある椅子に座って出てくるのを待つ。


ジーッ。シュルシュル。パサッ。


言葉にしたらエロくないな。どうしよう。どうにかして伝えたい、このエロさ。カーテン1枚越しに服を脱いでいる音。聞いてるだけでドキドキする。


はぁ、見たら鼻血ふきそうな気がする。大丈夫か?


「…周り、誰もいない?」

「う、うん。」


シャッっと音を立ててカーテンが開かれる。


……………………………………………


「なんか言いなさいよ!は、恥ずかしいじゃん!」

「す、すまん。言葉がでなかった。」


いや、えろい。露出多すぎないか?しかも、今再確認したけど、ウエスト細すぎない?中身あります?


「で」

「で?」

「どう?」

「えろい!」

「裕太…。似合ってるか聞いてるんだけど…。」


やばい、これ怒ってる通り越して呆れてる。やばい。


「に、似合ってる!似合ってるよ!だって俺は最初から白っぽいのが似合うって言ってたでしょ?」

「まぁ、そうだね。私も白好きだもんな。じゃ、これにしよ。」


結局買ったのは、最初に選んだ白のビキニだった。他の2着は試着すらしなかった。それで良かったと思う。他の2着の方が明らかに布面積が低かったから。


床が真っ赤にならないから、いいと思う。


「なんか疲れたね。」

「そうだな。もう帰るか?」

「うん。」


俺も精神的に?疲れたしなぁ。家帰って何しようかな。


「なぁ、家帰って何する?」

「決まってるでしょ。」

「へ?」

「え?ヤらないの?」

「ヤりたい。」


即答でした。すいませんでした。水着見てたら、ムラムラしたんです。


俺たちは家に帰るまで互いの顔を見ないようにして帰った。


なんでって?その場でしたくなるから。

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