第32話 婚約発表前の波乱?
国王との謁見が終わった、1週間後に、婚約発表パーティーと帝国との和睦、国交回復の記念パーティーが王城にて開かれることになった。
アリスとの結婚に、どうしても納得がいかない、貴族が1人いた。アリスが学校を卒業したら、結婚することが、秘密裏に内定していた貴族の子息だ。
アリスをかけて、決闘を申し込んできた。
カイトが決闘に負ければ、婚約を辞退しろと言う。アリスは、景品なんかではないのだが、貴族の世界では、男女の結婚も決闘で決めるのは、常識なのだ。
仕方ないので、決闘に応じた。
相手の攻撃を、魔法も、剣もどっちも、すべて受け切った。攻撃を仕掛けたら、すぐ終わるのはわかっていたので、圧倒的な力量差を、みせつけておいた。また、ほかの面倒なことを言ってくる男を黙らせておきたかった。
全て受けて、もうやることが無さそうだったので、ようやくカイトが魔法を放った。
かなり手加減をしたが、そのまま気絶して、戦闘不能になった。
弱いものいじめは、嫌いだけど、今回ばかりはしかたない。アリスをこんな男に奪われるわけにはいかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます