第10話 召喚されたモノ

 師匠の召喚獣が、カッコよくて、自分も召喚魔法を師匠にナイショで、使ってみた。いきなりでも、意外と、できるもんなんだね。


 竜種のなかでも、最強の黒龍、ブラックドラゴンが、目の前にいきなり出現した。


えっ、こんな強いの呼んでないよ、やばい、殺されるかも。


「我を呼んだのは、貴様か。何を望み、何を対価に差し出すのだ。」


うーん、なんて答えよう、、


「あなたとの契約を望む。対価に差し出すものは、何が相応しいのか、わからない。あなたが決めても構わない。ただし、身体や寿命はいやだ。」


「契約の対価として、貴様の魔力の一部を貰うぞ。

とりあえず10万ポイントだ。足りない分は分割で毎日貰っていくぞ。それでよいか?」


10万ポイントって、自分の魔力量100しかないのに、単純に1000日も完済にかかるってことか。

でも、この黒龍、ブラックドラゴンが自分の召喚獣になるなら、問題ないのかもしれない。なんて言ったって、ドラゴンっていったら、いつの時代も最強なんだし。しかも、カッコいい。そんな召喚獣を従える自分も、カッコいいはず。ちょっと自分に酔ってる。これじゃ、自意識過剰の自惚れくんだ。


って、ともかく返事しなきゃ。



「わかった、その契約条件で構わない。よろしく頼む。」


 すぐ契約をした。よかったのかな。誰かに相談したらよかったかも。


 黒龍、ブラックドラゴンだと、ちょっと長いから、黒龍の呼び名で、これから統一しちゃう。



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