第8話 師匠との出会い

 魔力持ちのサラブレッドで、魔法使いの才能に溢れているのに、魔法の使えるひとに、会ってないので、未だに魔法を使えない。なんでもはじめが大事だ。


 魔法を使えるのは、貴族がほとんどだ。魔法の力は、貴族の権威、力を支えている。平民で、魔法を使えるのは、貴族の女遊びで、できた子ども、隠し子くらい。魔法の才能は親から子へ遺伝する。 


 両親が魔力持ちなら、間違いなく子どもは、魔力持ちになる。片方が魔力持ちなら、遺伝するかは、わからない。ただ、魔力持ちでも、使い方を教えてもらえなければ魔法の才能は開花しない。ほんとは魔力持ちなのに、才能が埋もれたまま、魔力持ちか、わからないまま終わることもある。

それは、魔法に限ったことではない。人間の才能ってやつは、開花することなく、埋もれたまま終わるっての多いのだろう。



 魔術士に会うことは、滅多にない。なかなかこんな場所に来るなんてことない。


 たまたま、孤児院の院長である神父さんと知り合いで、会いに来てた。そのときに、自分と会って、驚いたようだ。こりゃとんでもない、魔力量の子どもがいるぞって。

 

 それから、毎日のように、孤児院に遊びに来て、ぼくに魔法を教えてくれた。元々、筋が良いのか、上達は、とてもはやかった。


 魔法を指導してくれるので、すぐに親しみをこめて師匠と呼ぶようになった。師匠は、王国でも、かなり有名な魔術士のようだった。弟子は、2人いるみたいで、その弟子も優秀な魔術士と魔法の研究者だった。王都にいるので、会ったことない。

いつか会ってみたい。王都にも行ってみたい。この街は、王国でも、4番目に大きな街みたいだけど、やはり王都とは、ちがうだろうし。王都には、魔法を学べる学院があるらしい。すこし興味はある。









あとがき

登場人物や、国名、都市名に固有名詞つけるの、苦手かもしれない。この作品はフィクションで創作、作者の妄想全開で書いてるだけなので。





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