第9話 インドネシア・バリ島

『マンゴーの王様、アルフォンソマンゴーが甘く香り立つとろけるような風味のお紅茶です』


 カップ一杯分(150ml)、お湯の温度は熱湯で、浸出時間は230秒から3分です。


 ポットとカップは予め熱湯であたため、蓋をして浸出時間をしっかりと三分にしました。

 少々濃いめでも好きな方なので、最長の時間で浸出しました。

 ミルクもレモンもなしで、ストレートでいただくことにしました。

 香りを楽しみたいと思ったからです。

 ストレートなので、渋みを少々感じはいたしますが、この位の力強さが欲しい所です。

 香りは、ミックスジュースとは異なる、南国に思いを馳せる風味です。

 コクも持ち合わせた味わいです。

 全体に南国の力を感じさせていただきました。


 バリ島には訪れたことがありませんが、観光案内などでは見掛けたことがあります。

 ああ、結婚式をしたら、新婚旅行にも行けたのだろうなと、ふと我が身を振り返ったりしました。 

 私にブーケを贈ってくださる方いらっしゃらないのかしら。

 できれば、香りのいい。

 もう直ぐお誕生日です。

 おねだりしようかな。


 ――アルフォンソマンゴー。

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