第13話

「お嫁さんね~」


私の中にじんのお嫁さんになるなんて予定は全くなかった。

彼から口にするなんて、思ってもいなかった。


『ねえあい、しよ』


「まって、今休憩して‥んっ」



彼は余裕もなくキスをしてきた。

待ってくれてもいいのに、


それに、今日は別に気分じゃない。

だから、全然ときめかない。



「はぁっ‥はぁっ‥」


『シャワー浴びてくるね』



し終わった後、じんがシャワーを浴びてる中、考えていた。

私がじんと結婚?いやまさか。


ただ三年間もずるずると付き合ってるだけじゃん。

それがどうやって‥



あっ、私、じんとの未来見えてない‥??




今まで三年間、恋愛で困ったことはなかった。

でもたった今、この恋の賞味期限を悟ってしまった。


じんとは、結婚できない。

いやしたくない。この人じゃない。




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当たり前になってた彼から離れる方法 ハルノ @lie_story

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