第8話 わたしのバースデー・バスタブ
「ほのか、何キラキラしてるのよぅ」
二期上で来月から高等科に進学なさる。
「本当、お肌ツヤツヤじゃない」
「髪の毛なんてもはや、虹色だし」
寮監長様がもう3歩進まれたところで、
何、今日の主役が端から目立っているのよ、的に皆さんに囲まれながら、わたしは直に室で予約済の浴室に連行された。
浴室では
「うわぁ、ほんとにすごい」「こっちの手も~」「足もなんかすべすべだし~」
☆
その後は、室のまとめ役にして、友利会長と同期の生徒会書紀である
大先輩に丁寧に髪を洗っていただいていることに恐縮しているわたしに、先輩は、
「実は、今日の
と落ち着いた口調でおっしゃられた。
「寮監長が直々に
わたしの髪をシャワーで流しながら、
「明日の夕方まではバースデーを心ゆくまで楽しんでおけと、寮監長は
との
はい、明日の晩からは、寮監長様と鬼になるための一月の合宿を行うのでした・・・養える鋭気は養っておきます。。。
リンスを終え、丁寧に髪を流してくださった
「
とおっしゃった。
そのお言葉に、そうか、良くわからないままに唐突に始まったわたしのナノマシン注入は、ミカ校の特務に当たるのだなと覚悟しつつ、先輩方と
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