第2話 みんなのために


「みんな恐怖に凍り付いたってことはわかってる。それでも!今は僕の話を聞いてほしいんだ!」


 町内では殺人を禁ずる。それを最後に空の声は消えた。絶望だけがそこに残った時、天草が声を上げた。


 びっくりして顔を上げると、彼は演説する校長先生のような位置に立っていた。

 まるでさっきの惨状を薙ぎ払おうとするかのように、凛として力強くみんなに叫んだ。


「僕たちは必ず元の世界に帰る!!」


「……!!!」


 ―帰る。元の世界に帰る。

 ―日本に、うちに、本来あるべき俺たちの世界に帰る。

 もっとも聞きたかったその言葉を聞いて、いまだに彼を見ていなかった人々でさえ、天草を注目した。


「はっきり言って僕たちは人生で二度と経験することのない最悪な状況に置かれた。異世界というわけわかんない世界に引っ張られて、イカれた中2やろうに冒険を強要されている― なぜだ!!」


 突然の質問に生徒たちはもう一度頭の上に!を浮かばせた。

 だがそれは天草の質問が突然だったせいではなく、本当に「なぜだ?」と思ったからだ。

 それを目で確かめた天草は続けて言った。


「僕たちが何をした?殺人でもしたか?誰かを不幸にしたか?学校で事故でも起こしたか?ニュースに出そうな犯罪でも起こしたか?!違う!僕たちは何もしてない!」


 あまりにも図々しい態度で堂々と話す彼。でもその声は生徒たちを揺らした。

 こぶしを握って、さらに熱くなった声で天草は叫んだ。


「学校が終わって、部活が終わって、家に帰って、母さんが迎えてくれて、風呂入ってご飯食べて勉強とか小言を言われて、部屋に帰ってケータイ見て、眠りについて…… 大したことはなかったけどごく普通で平和に送ってきた!」


 彼は共感を使って隙を作り、


「そうだ。僕たちは何も悪いことなんてしてない!こんなところで死ななければならない理由なんてどこにもない!」


 あの隙間に光を与えた。


「すでに一人死んじゃった時点で全員とは言えない。きっとこれからも何人も死ぬだろう。でも…… 僕は強い!すごく強い!それは2年間同じ学校に通ってた君たちならよくわかってるはずだ!だから、そんな僕を信じてついてきてくれ!僕たちが力を合わせれば、僕たちは必ず元の世界に帰れる!帰るんだ!僕たちがいるべき世界に!!」


 現実という絶望を口にし、それをより大きな希望で覆う。

 そうすることで希望に飢えてる人間は……


「「「「「オオオオオオオオ!!!!!!!」」」」」


 あまりにも簡単に、その希望に引かれることになる。


 そのあとは順調だった。天草の指揮のもと俺たちは冒険家の町を調べることになった。

 予想通り人は一人もいなかったけど危ないといえるものもいなかったので一応安全は確報されたって感じだった。

 その課程で旅館とレストランが見つかったけどおかげで食事と休憩をとることができた。


 もちろんどっちにも店の主人はいなかった。ただレビー この世界の貨幣でありゲームを始めれば誰にでも支給される100レビを自販機に入れると自販機から料理と部屋の鍵が出てきただけだった。


 割り当てられた部屋に入ってふかふかそうなベットに飛び込んだ。

 旅館は100人を超える生徒たちをすべて受け入れても部屋が残るくらい大きかったので各自望む部屋を選ぶことができた。中には2人部屋や4人部屋を選ぶ奴らもいたけど俺は静かなのが好きだったので一人部屋を選んだ。そもそも友達もいないし……


 体をひっくり返して窓の向こうの空を見上げた。夜になっちまった黒い空には無数の星とともに三つの月が見えた。


「やっぱり…… ここはあのDEVIL TAKERの世界だ。」


 町を調べながら確認した紛れもない事実だった。三つの色に輝く月もそうだし、料理を売る店や武器店、体を回復させる病院の位置まで完全に一致してる。しかも黄昏こうこんの翼といって曜日ごとに色を変える銅像を見た時は、鳥肌まで立った。


「何よりもこんなのを見せられたら信じるしかないからな…… ステータスオン。」


【如月啓人17歳 レベル1 職業:マジシャン

HP:50/50

MP:65/65

スタミナ:19/51

筋力:12

魔力:24

防御力:14

魔法防御力:火7 氷5 土12 風4 光3 闇3

敏捷:16

精神力:20

NEXT:0/32】


 目の前にDEVIL TAKERで見たのと全く同じステータス画面が現れた。

 数字は違ったけど表示されてるすべてが俺の記憶と一致していた。

 特にNEXTて書かれたあの能力値。普通EXや経験値と表示されるあれはほかのゲームとDEVIL TAKERを分ける明らかな差だった。


「人生で一番楽しくプレイしたゲームだったけど、まさかそのゲームの中に入ることになるとは。」


 俺はDEVIL TAKERが発売されたその日からサービスを終了するあの瞬間までプレイを続けてたヘビーユーザーだった。文字通り食事や風呂に入るとき以外には大半の時間をこのゲームに投資するほどはまっていた。

 おかげで1年という時間内に12階層をすべて制覇することができ、サービスを終了する10分前に13階までついたという快挙を成し遂げることに成功した。

 あの時の戦慄を今にも覚えている。


「もし…… 本当にDEVIL TAKERと何一つ違わないのなら、13階まで行くのだって…… 夢ではない。」


 全部は無理だけど、DEVIL TAKERのことなら八割は覚えている。

 階層ごと存在してる悪魔たちとか弱点、隠し部屋の位置、どんなスキルをどのように得られるのかまですべてわかっている。

 要するに攻略本を持っているのだ。後は実戦で戦える度胸と勇気だけ。それさえあれば13階まで行くのだって不可能ではない。


「でも…… これを奴らに話してもいいのか……?」


 奴ら、つまり天草に以上の情報を渡すのが正しいかどうか迷ってしまう。


 高校に入ってからずっと奴にいじめられてた俺としてはとてもあいつを信じることができなかった。みんな一緒に帰ろうって言葉も信用できないし、何よりも奴を信じるぐらいならそこら辺の詐欺師を信じたほうがずっと安全だと思うぐらい俺の中で奴の評価は最悪だった。


 だけど…… 奴の頭がいいってことも事実だった。これを伝えたらきっと誰よりもうまく使ってくれるだろう。奴の統率力と俺の知識が合わさればみんなの生存率が上がるのは間違いないはずだ。


「くそ、どうすればいいんだ………」


 奴に対する感情とみんなの生存率の間で悩んでるのに、突然扉からノックの音が聞こえてきた。


 今は午前1時だ。しかも朝から召喚とか町の調査とかで忙しかったのでみんなの体力はほぼ消えているはずだ。そんな状況でいきなり訪れた訪問客を当然なことにも歓迎するよりは警戒心が勝った。

 緊張した表情で扉をにらむと、聞こえてきた声は本当に思いもしなかった声だった。


「如月、寝てるか?大門だけどちょっと部屋に入っていいか?」


 大門て…… 大門勝己?カヅ?!ど、どうして奴が俺の部屋に……!

 体が固まる。寝てるふりをするため、音が漏れないように息を殺すのに、奴は続けていった。


「頼む。できれば今日中で話したいことがあるんだ。お願いだから…… 起きてるならちょっとだけ俺に時間をくれ。」


「……え?今…… 頼むって言ったのか……?」


 彼の口からは絶対聞くことがないと思ってたセリフを、しかも俺にやったって事実に驚く。

 よくない意味でショックだったので疑いと警戒心が最大まで上がったけど、一応門を開けて彼を迎え入れることにした。


「だ、大門君。どうしたの……?」


「やっぱまだ起きてたんだな。よかった。ちょっと入らせてもいいか?」


「う、うん……」


 本当は部屋まで入れたくはなかったけどそれを言える勇気はなかったので門を開けた。すると奴はまた「すまない。」と人に対する当然の礼をとりながら部屋に入ってきた。


 どこで得たのか制服から気軽い服に着替えた彼は窓のほうに置かれたテーブルに座った。

 俺は最大限動揺を隠しながらお茶を用意した。って言ってもコップにティーバッグを入れただけだけど。

 カヅと自分の分を用意して俺もカヅの反対側に座った。


「ありがとう。」


 今度も彼は人に対する礼をとりながらお茶を飲んだ。月の光に映った彼の顔にはいつもの俺をバカにする表情とは違う、落ち着きというものがあって他の人みたいに感じられた。


 奴がコップをおろしておくチランとする音に驚いて奴と目が合わないように俺も急いでお茶を一口飲んだ。だがあまりに急いで飲んだせいで、熱いお茶が喉に詰まり、咳を吐き出さなければならなかった。


 カヅがその姿をじーっと見つめる。恥ずかしさと緊張したことをごまかすために少し早声で話を急かした。


「は、話したいって何?もしかして伝達事項とかが…… あるの……?」


 質問にカヅが「ああ、ある意味そうだ。」と首をうなずけた。そしてさっきよりもずっと真剣な顔で言った。


「如月お前さぁ。もしかしてこのDEVIL TAKERというゲームについて何か知ってるんじゃねえのか?」


 彼の質問に心臓が上層圏まで飛び上がった。

 え?ええ??どうしてそれが分かったんだ?

 そんな言葉が喉まで上ってきたが、必死に押さえつけた。


「ええっと…… どうしてそう思ったの……?」


「朝に煙陽斗。あいつがDEVIL TAKERについて知ってるみたいに叫んだの覚えているか?それからみんなで聞いてみたんだ。そしたらここは昔日本で発売されたDEVIL TAKERっていうゲームの世界って説明してもらったよ。如月お前もゲームとか好きだったよな?だからもしかして知ってることがあるんじゃないかと思って聞きに来たんだ。」


 確かに、その叫びなら俺も聞いた。それにすぐ人気がなくなったとはいえ当時話題になっただけに他にもゲームをやってみた人がいるかもしれない。でも断言するが、このゲームを最後までクリアした人は俺が唯一だ。だって13階についた瞬間、俺は運営人からある妙なメールを受けたんだから。


 大丈夫だ。誰よりも正確で多くの情報を持っているのは俺…… その事実に心を落ち着かせていった。


「……ごめん。やったことはあるんだけど難易度が高すぎて俺はすぐやめちまったんだ。」


「それは本当か?」


「う、うん。」


「……そっか。それは残念だ。」


 意外とあっけなく納得してしまったやつは残っていたお茶を全部飲み込んだ。俺ももう一口飲みながらさっきの悩みに対する答えを決める。


 要するにいつもと態度が違ったのは、俺が情報を持ってるかもしれないと思ってたからだ。その図々しさに、ふてぶてしさに奴らに協力する気が一切消えた。そんなにバカにしてたくせにこんな状況になると協力を求めるなんて…… 呆れるのを超えて腹が立つ。

 俺は怒りを抑えながらも大門が怒らないように柔らかい声で言った。


「話はそれで終わりかな?大門君。今日はいろいろあって疲れたし夜も遅いからその…… お互いそろそろ寝るのはどうかなと思うけど。」


 俺の声に大門は再び顔を上げた。黒い瞳がまっすぐ俺を見つめる。


「すまないが要件はそれだけじゃない。」


「……じゃあ?」


 俺は体に力を入れた。情報を得られなくなったってことを知った以上いつもの態度に戻って八つ当たりをすると思ったからだ。

 だがカヅはその場から立ち上がって、そのまま首を下げ…… た?


「え……?」


「実は俺…… お前に謝りに来たんだ。」


 人間はあまりにも予想外のことが起きたら思考が止まってしまう。今の俺の顔にはそれがそのまま出ているのだろう。首を深く下げた彼にはそんな俺の顔が見えないと思う。


「今まで…… お前をイジメて本当にすまなかった如月。悪ふざけで殴ったのも、馬鹿にしてたのも、今この場で正式に謝る。ごめん!」


 短い髪を赤く染めたカヅの頭頂が見える。なんと形容できない感情が体を包み支配する。

 彼は今、今まで俺をイジメてきた自分の過失を誤っている。パンチマシンの代わりに俺を殴ったことを、みんなの前でバカにしてたことを、唾をかけたことを、金を奪ったことを、頭を下げて謝った。

 それを認識すると心の中から何かが崩れようとした。それを我慢するためにこぶしを握って言葉を絞り出した。


「どう…… して……?」


「…… 朝にみかちゃんがやった演説、覚えているか?」


 忘れるはずがない。信じちゃいないけどあんな強烈な演説を忘れるはずがない。同じ考えなのかカヅは続けていった。


「その演説を聞いた時、俺は心の奥底から生きたいって思ってたんだ。どんな苦難に襲われても必ず生き残りたいって。そのためなら何でもするって! そしてそのためには、みんなで力を合わせなければならないって思ってたんだ。」


「………」


「でも同時に…… 今まで俺がイジメてきたやつらの顔が思い浮かんだんだよ。そんなことをしたのに果たして俺を手伝ってくれるのか?ってな。当然なことにも想像できるのは後ろから復讐される姿だけだった……」


 本当に当然だ。俺以外にもカヅにイジメをされた人は多い。復讐をしたがる人なんて山ほどいるはずだ。俺も…… 奴を殺す想像を何度やったかわからない。

 自分だってそれを知ってるかのようにカヅは言葉をつないだ。


「だから今、俺がイジメてた奴らに謝りながら回っている。」


「回っているって…… まさか本当にみんなに?」


真宮寺渚しんぐじなぎさ桂木解斗かつらぎかいと村田敬介むらたけいすけ東城英雄とうぞひでお佐藤侘助さとわびすけ鈴木信也すずきしんや高橋慎太郎たかはししんたろ田中真治だなかしんじ伊藤翼いとつばさ渡辺雄馬わたなべゆうま山本武やまもとたけし中村葵なかむらあおい煙陽斗けむりひろと小林幸助こばやしこすけ佐々木冬獅郎ささきとしろ。そして…… 如月啓人きさらぎたかと。みんなにやってる。」


「……みんなどう答えた?」


 聞きたかった。俺と同じ目にあわされたみんながこいつの誤りを聞いてどう思えどう答えたのかを、必ず聞きたかった。

 彼はすぐには答えなかった。言いたくないみたいにも答えを戸惑ってるみたいにも見えた。

 でも俺が答えを待つと、奴はそのまま言った。


「本音かどうかは知らないけど、大半は許してもらった。でもやっぱり…… 絶対許せねってやつらもいたよ。」


「………」


「如月は…… どうだ……?」


「許せると思ってんの?」


 ビクンとカヅの体が反応した。こればかりは俺も迷はなかった。

 いつもキックボクシングの練習台として殴られた。女の子たちの前でぶっ飛ばされて、退屈って理由で屋上からかばんを投げられた。夜更かしまでしながら代わりに宿題をやってあげた時には泣いたことだってある。

 そんな地獄を2年も送った。俺がもうちょっと強かったら、自殺だってできるくらい苦しい時間だった。なのにその時間をだった一度の謝りで許すなんて、できるはずがない。

 ゆっくり顔を上げたカヅが「やっぱりそうだよな……?」と苦笑いする。


「俺が何をやったのか、自覚はある。こんな謝りで許されないってこともわかってた。だから…… 如月。おまえが望めば俺はいつだってサンドバッグになるよ。」


「………」


「殴ってもいいしけってもいいし唾をかけてもいい。俺がお前にやったことをそのまま返してくれても構わない。でもダンジョンを探索してるときだけは…… 協力してくれちゃだめか?みんなと一緒に帰りたいって言葉は心底までの本音だ。だから頼むよ。だから…… 殺さないでくれ。」


 カヅはもう一度丁寧に頭を下げた。そして今度こそいうことが終わったみたいにゆっくり足を回して門に向かった。

 このまま終わらせても別にかまわなかった。俺は許さないし、奴は許されるために責任をとるってことだから。俺に悪いことは何もない。でも、


「お前と俺を…… 一緒にすんな!大門勝己!!」


 勇気を絞ってしゃべりだしたその言葉にカヅの足が止まる。


「自分より強い奴には何もできないくせに弱い奴には王様づらして暴力をふるう。そんな奴がやったことをそのまましたところで気分が晴れるわけないだろう!」


 奴を許せないって言葉に偽りはない。ていうか許せる奴なんているはずない。だけど!


「そんなのはいいから。おまえらこそ俺に協力しろ。そうすれば……」


 みんなと一緒に帰りたいって気持ちは、俺だって同じだ。


「俺も知ってるだけの情報は…… 共有してあげるから。」


 たとえいい思い出なんかなくても、同じ学校に通ってた人たちが死ぬのを望んだりはしない。


「ただし俺はお前を、お前らを信用しない。だから支持は受けない!それでいいんだな?」


 ドクンドクン激しい心臓の音を感じながらカヅの背中をまっすぐにらんだ。すると彼がこっちを振り向いたまま静かに言った。


「……明日の朝12時。俺と新月、まきちゃんの三人とここの情報を持ってる煙とともに下調べに行くんだ。ここが本当にDEVIL TAKERの世界なのかはっきりさせるために。如月もできる限り知ってることを書いてダンジョンの入り口まで持ってきてくれ。もちろん一緒に行くかどうかは、如月が決めればいい。」


 それだけを伝えてカヅは扉を開き部屋を出た。ゆっくり閉ざされていく扉の隙間から苦笑いした彼は「ありがとう。」という言葉を伝えて消える。


「……ありがとう、か。ふざけやがって。」


 つぶやいた俺はテーブルに座ってDEVIL TAKERに関する攻略本を書き始めた。一応協力するって決めた以上頼まれたものは書かなければならない。もちろん全部ではなく6階層までだけ書くつもりだ。


「でも…… 悪くないな。」


 何度も言うけど俺は奴を許せない。ごめんなさいって言葉はずっと聞きたかったけど、それだけでは俺の怒りと悲しみを消すことはできない。


 でも、ありがとうって言葉は少し違う感じがした。


 涙が落ちて紙に広がるので急いで目を拭いた。人に感謝されたのは本当に久しぶりだった。嬉しい…… そう、嬉しいんだ。必要とされたのが、意味があるってことが、みんなを救える特別ってことが、俺は…… 涙が出ちゃうくらい嬉しかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る