3-C' 『手を取って微笑みかけたあなたにも手を差し伸べて共に行きたい 』
「――出来た」
そして、出来てしまった。
「私も、
勝手に
そうして朝に出来た歌詞を、学校に持っていった。
「出来たよ、歌詞」
「おっ、本当!? 読ませて!」
「――うん」
放課後の教室で、生徒たちが
わざと、大事なメッセージを一つ欠けさせておいたその歌詞は、ただのラブソングだ。それは、
「――すっごい
「ありがとう」
「……ちょっと
歌奈の
「『キラキラを分けて
でも、と続ける。
「
―― わがままなうたへうたえと
キラキラしてて 分けてほしくて
私も
勝手な
しかし、
そして、
***
「……よし! 行くよ!」
「おー!」
元気よく声を出すメンバー
そうした、歌奈の交友関係がかなりの割合を
まずはライブハウスの店長やPAスタッフと、事前に送っておいたタイムスケジュールを
最後の新曲のリハーサル前、
「ここ、私もMC
「うん、いいよ! じゃあ――」
リハーサルでも、この
「1,2,3――」
速めのロックナンバー。シンセの音が
リハーサルを終え、開場し、
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