3章
3-B 『トンネルを抜けたらきっと憧れも雪解けのように融けていくかな』
――あなたへの 強いあこがれを
「……ううん、こうじゃない」
歌奈でさえ『そう』なのだ。
第一、こんな直接的な言葉よりも、歌奈なら
「……作詞、難しいなあ」
こんな熱に
***
「……え、マジよくね?」
「いけるいける。歌奈とは作風
ファミレスで
「やっぱ、歌奈ちゃんには合わないかな」
「……んー、いや、そうじゃなくて。熱はあるけど、あの子
「キラキラした歌詞の方が、歌奈にはウケそうだからなあ」
「そうだよね……。
『そこでさ、』と、
「『短歌を
「短歌に、キラキラ感というか、すごく
短歌そのままだと、リズムが
結局、『直してみる』と告げて、また後日に聞くことにしたが、思ったより、自信を無くしている自分がいた。
「短歌は出来るのに。でも、一応直して、ダメもとで見せてみよう。うん」
ファミレスを出てひとり、そんな風に
「――しーのっ!」
「きゃあっ!?
「ちょっと寄り道しよーぜ」
「――短歌って、思ったより
「うん。……私も、ここまで
「でも、書きたいんだろ」
「うん」
そして、
「
「――『
「……いいね」
「ありがとう、
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