第126話 後輩たち

「な、何でなつきちゃんがいるの⁉︎」


「たまたま友達と来てました!」


「ホントにたまたま〜?」


夏希とは以前も遊びに行った時に会ったため、疑っているようだ。


「ホントですよ!今回はホントにたまたまです!」


「今回は?」


「あはは...今回もです..」


ここは俺たちの住んでいる所から少し離れている。

流石に二回も出会うなんてことはあるのだろうか...?


「せっかくなので先輩たちも一緒に回りませんか?」


「なつきちゃんの後輩とですか?」


美央は少し驚いた表情をしながら聞く。


「はい!はるか先輩はともかくみお先輩は一年生の間でも結構有名になってますよ!」


「...私と比べる必要あった?」


遥は不満そうな顔をする。


「ふふ、そうですか、私は構いませんよ」


美央は笑いながら承諾をする。


「俺もいいけど」


「み、みやびがいいなら...私もいいよ」


こうして、俺たちは夏希の後輩と一緒に行動することとなった。




「「こんにちは!先輩!」」


夏希と来ていた後輩は2人いた。

1人は雪葉(ゆきは)ちゃんといい、白い髪を長く伸ばしてなんとも綺麗な見た目の子。

もう1人は美琴(みこと)ちゃんといい、茶髪で背が小さく、なんとも可愛らしい見た目をしている。


「みお先輩!お話は夏希から聞いてます!」


「そうなんですか?仲良くしましょうね」


「はい!」


美央は早速後輩と仲良くなっている。

美央は年下に好かれることが多いのだろうか?



そして、早速どこに行くかという話になる。


「みやび先輩!お化け屋敷行きましょうよ!」


夏希はお化け屋敷に行きたいようだ。


他に意見も出ないようなので、俺たちはお化け屋敷に向かった。

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