第75話 美央との入浴②

「はぁ...」


美央に背中を洗ってもらった後、俺は湯船に浸かり少し考え事をしていた。


俺には遥という存在があるのに、美央に対して反応してしまったこと。


(はぁ...何やってるんだ..俺)


「みやび君!隣失礼しますね」


俺が考えていると、美央は俺の隣に座る。


「あったかいですね〜?ね〜?みやび君」


「そうだな...」


「みやび君?どうかしましたか?」


美央は俺の前に回り、俺の顔を覗き込んでくる。

すると、美央の巻いているバスタオルが少し下にずれ、見える胸の面積が広がる。


「っ⁉︎...みお、ちょっと近すぎるよ」


俺は少し横にずれ、美央から距離を取る。


「え〜?そんなことないと思いますけど?」


美央は再び俺の隣に座り直す。


「だから近いってば」


今の俺と美央は肩が軽く当たる程度までに近い。

このままではまずいと思い、俺は更に横にずれようとするその瞬間


「もぉー!怒らないでくださいよっ!」


「っおい⁉︎みお⁉︎」


美央は勢いよく俺の腕に抱きついてくる。

すると、当然美央はバスタオル一枚なので胸の感触が俺の腕に伝わる。


(や、柔らかすぎる...)


前に抱きついてきたときは服や下着をつけていたが、今はバスタオルのみということもあり、いつもより数倍感触が伝わってくる。


「ほ〜ら、みやび君がだ〜い好きな私のお胸ですよ?」


「うっ..だめだ..みお」


美央は上手い具合に体を動かして、胸の感触を俺の腕にしっかりと堪能させてくる。

柔らかさの後に俺の腕を押し返すような程よい弾力、そして美央のドキドキとした心音も心地よく感じる。


「ふふ、どうですか?気持ちいいですよね?」


美央は完全にさっきの俺の反応に味を占めてしまったようだ。


「き、気持ちよくなんかないよ..だからやめてくれ」


「ふふ、嘘つかなくていいんですよ?正直に言ってくれれば..私の胸を堪能させてあげますから..ね?みやび君」


「なっ⁉︎なにしてるんだ⁉︎」


なんと美央はそう言った後、俺の腕を美央の胸の谷間に挟む。


「ふふ、こうすればもっとみやび君に堪能していただけるかと思いまして..どうですか?柔らかくて気持ちいいですよね?私、大きさと柔らかさは自信ありますよ..?」


「うぐっ..」


(まずい..本当に気持ち良すぎる)


「はむっ..これもどうでふかぁ..お耳...気持ちいいですか..?」


「っ⁉︎」


美央は更に俺の耳を舐め始める。

美央は耳を舐めるのが上手く、舐められるたびに、次々と快楽が押し寄せてくる。


「くぅぅ..みお...これ以上はほんとに..」


俺は何故かだんだん意識が朦朧としてくる。


(あぁ..やばい...かも..)


「み⁉︎みやび君⁉︎大丈夫ですか⁉︎みやび君!!!」


俺は薄れていく意識の中で、美央の叫び声だけが響き渡っていた。

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