What’s Done Is Done⑦
この作品を書き始めたのが、ちょうど2021年の春。僕は新社会人として慣れない背広を着て、権兵衛はバイトで生計を立て始めました。まあ正直いうと、お互いかなりしんどくて、僕なんかは人間関係がうまくいかず、心が削られる日々。細かく修正を要求する上司、態度の悪い先輩、言い訳しかしない同僚。なんか自分の周囲全てがこの世のものとは思えないようで、ハハハ、一時期鬱になりかけたんですよ笑
会社に行く足が重く感じるし、今でもそうですけど満員電車では発狂したくなります。
それに加えて、この作品を作っていたわけです。まあ、どんな感じだったかというと「覚えていない」が正直な答えですね。
そんな日々の先に完成したこの作品で何か学べたかというと、それほど大したことではないかも知れません。実際、仕事を覚えるのに一生懸命で、そんな余裕すらなかったと表現する方が正しいかも知れません。
ですが、時が経ち、選考にも落ち、こうして改めて作品を読んでみると、登場人物たちを幸せに導けたのかな、と思います。善行って本人はその気がさらさらない、なんてことがザラです。
うーん、睡魔が襲ってきたせいであんまし言語化できていないんですけど、要は、あの時無我夢中に社会の荒波を泳いでいた僕たちの姿がそこにはあったのかな、と。
拙いところだらけだし、決して幸せな話ではないですけど、それでも彼女たちを一つのハッピーエンドに送り出せたのは、とても素晴らしいことだと思うんです。
時は流れて、僕らも社会の荒波をなんとか乗りこなすようになって、筆も進むようになりました。公募用の新作を1つ完成させて、今は別の作品の構想を練っているところです。そろそろ権兵衛からプロットの骨組みが送られてくるはずなんですけど……。
次回の投稿はおそらく冬ごろになるかな、と思います。
その前に、気分が乗ったらですけど、What’s Done Is Done よりも前の作品で未公開の作品を出そうかな、と思います。
ちょっと、そこは相方と相談ですね。
それじゃ、最後に権兵衛から送られてきた文章で、今回は締めますか。
それじゃ!
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