What’s Done Is Done②

 前回、公募について話すと言ったので、この作品の応募歴を書きたいと思います。とは言っても、メフィスト賞に一回応募しただけなんですけど。


 まあ、もちろんのこと座談会にも載らず敗退しました。

 こちらにも作品の完成度が足りなかった自覚はあるのですが、個人的にメフィストの座談会に載っているのは必ずしも優秀な作品ではない気がしました。

 と、言うと編集の人たちを愚弄しているかもしれませんし、負け惜しみかもしれませんが、まあ、ここは「あとがき」ですし、自由に話させていただきます。

 あっ、メフィストの編集者さん、もしこれを読んでいたとしても気を悪くしないでください。一匹の負け犬の遠吠えです。


 僕らは2021年度の夏期に応募しました。そこでの座談会を見てみると、どちらかというと新人をかなり紹介している気がしました。つまり、僕らのように叩いても叩いても這い上がってくるゾンビたちよりも、新人に光を当てているような気がしてならないのです。事実「初応募」だとか「3回目の応募」なんてのが多かった気がします。

 もしかしたらゾンビ応募者の作品はある程度間引いているのかもしれませんが、新人の方々に応募をやめてほしくない、という意図があったのかな?(知りませんよ笑)

 まあ、受賞に至らなかったのは、普通に自分たちの実力のなさゆえですし、かといってメフィストはクソだとか全然思いませんので、ここら辺で何がダメだったかを振り返っていきましょうか。


 まず、物語が全体的に分かりにくかった気がします。

 カクヨムに投稿するときは、人物紹介や設定紹介などをして、かなり補足説明を入れましたが、応募した原稿にはそんなものありませんでした。これは反省会で判明したことなのですが、書き切ったまま勢いで校正していくと、読者目線になれないんですよね。どうしても作者目線になってしまって、作者の脳内で完結してしまっていることに気づきづらい。村上春樹氏は一度小説を書き切ったら、一ヶ月は寝かせると言いますが、それは本当に大切だなと思いました。

 と言うわけで、物語が全体的にかなり難解だったかな、と思います。まあ、だからどうした方がいいかとか正直分からないんですよね苦笑。あれはあれで、一つの物語の体を成していましたから。


 じゃあ、次はプロットについて書きましょうか。

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