第250話 シモ楽しむ
遊園地に着いたシモは目を輝かせていた。
「なんなのよ!ここは!うにゅ、可愛いのよ♪」
入口にいたマスコットを見て大はしゃぎだ。
「アズ姉、早くいくのよ!」
シモはアズサの手を引き入ろうとする。
「ちょっと待ってね。チケットを出さないとね。」
「うにゅう〜早くなのよ!」
シモは待ち切れないのか、足をバタバタさせてる。
アズサは特別パスを見せて、入場する。
源家が確保している特別製だ、自由にアトラクションに乗る事が出来る。
「中にはいれたのよ〜」
「まずはこれをかぶってみて。」
アズサはマスコットのイヤーハットを被せる。
「うにゅ?これも可愛いのよ。」
「一緒に写真撮ろうか。」
「うにゅ!」
シモは満面の笑顔でアズサと写真を撮る。
それからもアズサの案内の元に遊園地を満喫する。
最初はアトラクションに乗ってみたのだが、ジェットコースターぐらいの絶叫系だとシモは物足りないようで、可愛い物を見る方が好きなようだった。
その為、アズサはショーやショップを中心に回る事にした。
マスコットと踊れるイベントには元気にダンスもしている。
「シモちゃん、上手だよ。可愛いよ♪」
「うにゅ〜、こうなのよ♪」
見様見真似で踊る姿はほっこりするものがあった。
この時ばかりは年相応の幼さを感じるのであった。
こうして一日アズサも楽しそうにしているシモと一緒に久々の遊園地を楽しんでいた。
二人で・・・
暇そうな大学生。
「おっ、あの姉妹可愛くね?」
「おいおい、下の子はまだ子供じゃないか?」
「お前、目が悪いな、あんな美少女だぞ、今から手を出しておけば絶対自慢できるって。」
「手を出すって、お前・・・」
「大丈夫だって、まだ擦れてないから簡単だって。」
「はあ、じゃあ、行くか。俺は上の子にいくからな。」
「りょ〜か〜い〜」
アズサとシモをナンパしようとしていたが・・・
「ワシの孫に何をする気じゃ・・・」
「うわっ!爺さん何だよ!」
「ふん、何でもないわ、いかんのぅ〜ここは邪な者しかおらんのか。」
アキラはそのまま立ち去る。
「なんだ、あのジジイ、気持ち悪いな。まあ、気を取り直し・・・えっ?」
シモを狙っていた大学生は自身の違和感に気付く、それと共に股間から激痛がはしる。
「ぎゃあぁぁぁぁ!!」
「おい、どうしたんだ!」
「いてぇ、いてぇよ、俺の大事なところが・・・救急車を呼んでくれ!早く!」
大学生のズボンはまるで漏らしたようになっていた、ただ漏らしたのとは違うのが、ズボンが真っ赤に染まっていた。
この日、多くのロリコンから漢女が産まれたのだった・・・
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