第11話ブラコン使い ダイ

「いけ! ブルーアイズ! アルティメットバストー!!」

今僕はカードショップでハーレムバトルの練習試合をしている。

僕は公式戦のあとブラコン使いになった。

理由は簡単ーー横山くんが引退して、僕がカードを貰ったからだ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「サマーハーレム2021、優勝、ワタナベくん!!」


「ウオオオォォォッ!」


ーー


「やったね! ワタナベ!!」

僕は表彰式の後すぐに渡邉の元に向かった。


「うん。応援ありがとね!」


ーー「ワタナベくん!」

二人で喜びを分かち合っていると、不意に声をかける人がいた。


「あ! 横山くん! 今日はありがとうございました!」


渡邉と横山くんが再度握手する。


「オレ、今回でハーレムバトル、引退するんだ。」


「「ええっ!?」」

まさか、今までハーレムバトル界を牽引してきた横山くんが引退するなんて……信じられない……


「そ、そんなっ! これからもトップハーレマー同士、ハーレムバトルを盛り上げて行きましょうよ!!」

渡邉も納得出来ないようだ。


「そうもいかないんだ……今年からうちの父ちゃんも年金暮らし、そろそろ働か無いと……な?」

何が……な?、だ。

最初から働け。親に苦労かけんな。


「そんな……」

渡邉は意気消沈している。


「これからのハーレムバトルは、お前たち若いもんの時代だ。」


「はい……」


「そうだ、キミ。ワタナベくんの友だちかい?」

横山くんが僕に話しかけてきた。


「はい。そうですけど。」


「良かったらこれ、使ってくれないか?」

そう言って横山くんは僕にカードを渡してきた。


「こ、これって……こんな大事な物、受け取れません!」

横山くんが渡してきたカードを見ると、金髪の爆乳お姉さんが描かれている。ブルーアイズだ。


「いいんだ……そんなん持ってたら、未練が残って働けねぇよ!」

いや、働けよ! つーかこのカード、親の金で買った物だろ!?


「それじゃ二人とも、頼んだぞ?」

そう言って横山くんは会場を後にした。


※※※※※※※※※※※※※※※※※


僕はカードショップを後にし、家に戻った。

渡邉は今、夏季講習で宮崎さんとイチャついている頃だろう。



「それにしても、僕の理想の女性そのものだ……」

僕のその日のオカズはブルーアイズになった。


「貪欲な蜜壺とか、やりマンかよ! ……うっ! くぅっ! ……ふぅ。」

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黒い太陽外伝~松本と渡邉の発情物語~ ムキムキ!ぱいぱんマン!! @kensa

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