第23話魔王軍幹部
勇者に圧倒的力を見せられた後、俺たちは来ていた。コナー商会に。
「コナー商会?あ!!!もしかして、、、、もしかしてなのか?レオ。」
「なんですか、二人の共通の知り合いでもいるんですか。二人で勝手に盛り上がらないでください。」
なんでこの町にあるんだろうなあ。しかも、あの時のぼろやが嘘のように。豪勢な建物に店を構えている。
「さあ、見てけ。寄ってけ。コナー商店!!!最新のメッカ王国の品々が目白押しだよ!!!」
元気のよい声が聞こえてきた。
「よう、コナー。」
「レオ!!!なんだ、この町にいたのか。」
「しかし、何だってこんなに繁盛してるんだ?」
「ここで立ち話もなんだ、入れよ。」
店の中も清潔で。逆に落ち着かないくらいだった。
案内された場所は店の中の待合室のようなところだった。
「ほら、座れ。」
ソファーに案内される。
「お、落ち着かないな。」
俺もだよ。
「で、どうしたんだ?前に会ったときとはえらい違いだな。」
「そうなんだよ、実はあの後鉄砲を撃ったお金で、起死回生をかけて、メッカ王国の品物を大量に購入して商売してな。それが、大成功したんだよ!!!」
「おー。よかったな。」
本当に。
「それで、三人とも何でここにきてるんだ?」
そういって、商人の顔をする。昔は素直な子だったのに、、、
「おすすめの商品があるんだが、、、、」
奥に厳重に隠されていた金庫に行く。
「すごい金庫だな。」
中に入っている品物の3倍ぐらい高そう。
何桁もの数字を慎重に押していくコナー。
「そんなに慎重になる必要あるのか?」
「ちょっと、話しかけないでくれ。間違えると、、、あ!!!」
金庫から矢が飛んできた。
「こうなるんだよ、はは。」
3層にもわたる金庫から出てきたものはロボットだった。発言訂正。金庫の十倍は高いわ。
「な、メッカ王国の、、、、」
「すごいな。すぐに使えるのか?」
「ああ。ちょっと前の型だけどな。だが、これはいろいろ曰くつき。といったやつだ。入手したルートも危ない。動くかどうかは保証できないな。」
なるほど確かに。あれだけの技術を外部に簡単に流出させることはできないからな。
「買うか?500万オンスだ。」
「た、高いな。ちょっとは引いてもらっていいんじゃないか?」
「これでも安い方だ。」
数秒の思考。そののち、
「買おう。」
「ええ!!!買うんですか??500万オンスですよ??」
「前から思ってたけど、レオはなんか金持ちだよな。俺よりもかもしれない。」
「俺は、別に金そんなに使ってないからな。結構コツコツためてるんだ。」
そのゴブリンは、険しい顔をしながら、モンスターたちの森を徘徊していた。
「そんな顔をしていたら、幸せが逃げますよ?ドラン。」
ただ、周りに三人のモンスターが付き添っている。サル、熊、サキュバス。全員、もれなく進化しきって。間違いなく、その種族全体のリーダーを務めるぐらいの実力がある。
「うるさいぞ。マイナ!魔王様に対して恐れ多い。」
「はは、いいよ。別に。」
静かに、そのゴブリンは笑っている。
「しかし、他の種族はいつになったら味方になってくれるのかな?結局、俺がゴブリンだからか。最後には、力で滅ぼさないとわかんないのかな?力の差を。」
「その通りでございますが、人間と戦うためには数が必要でございます。どれだけ愚かな種族であっても、生贄として残した方がお得でございます。」
「わかってるよ。あくまで半殺しさ。手始めに、オークだ。」
魔王たちは殺意を抑えながら静かに動き出す。
「ロボットの仕組みなんだが、、、実は俺は知らない。」
俺は今、衝撃の事実を知らされていた。
「おまえ、其れ詐欺じゃないか?」
「いんや。それに関しては何も聞かなかったお前さんが悪いね。」
こいつ~。
「どうやら、電池というものを使って操作をするらしい。が、まだ全然表に出てきていない本当に機密の技術なんだ。で、この中にはそれがあるらしいがいつなくなるか、壊れるのか全くといっていいほどわからない。」
「なるほど。大切に使うよ。」
「うん。」
リーダー的存在のものを縛り上げる。
「別に。殺すとかそういうことをするつもりは一切ないんだ。別に、君たちが抵抗しようがしまいがね。君達は僕たちを殺す必要もないし、殺すだけの力もない。ただ、一つを約束してくれるだけでいいんだ。俺たちの軍勢に入るよな?」
「は、はい。わかりまちた。」
そういって、オークのリーダ―は気を失った。
「よし。これで、モンスターたち全員を支配下に置くまで、あとちょっとだな。別に、オークどもなんか入れる必要はなかったんだが。」
「あとは、悪魔族ですね。今までの魔王の中でも、支配下に置けた魔王たち本当に一握りしかいません。今の戦力だと行けるかどうか、、、」
「悪魔族、、、、其れとヒュドラなんかも味方に引き入れれないかな。」
「ヒュドラだとかケルベロスは強大ですが、、、、意志が通じるかどうかは怪しいので。」
「そうか。じゃあ別にいいや。悪魔たちのところに行こう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます