第13話:彼の心
ーーーーカターシャはサリーに用事があり食堂へやってきた。
食堂を見渡すが彼女はいない。調理場に目をやると、椅子に登って背伸びをしながらカゴを取ろうとする彼女の姿が。
絶対落ちる……と思っていたカターシャの想像は当たってしまった。
目の前で椅子から落ちていくサリー。
気づいた時には身体が動き出していた。
落ちるサリーを受け止めて安心したと思ったのも束の間、彼女の勢いが強すぎて地面に叩きつけられてしまったカターシャ。
「いてえ」
サリーは思っているほど重くはなかった。むしろ軽い方だ。
抱きしめていること形が心地よく離したくないと思ってしまった。
ーーーーが、俺に馬乗りになるあいつをみて理性が吹っ飛びそうになった。
(やばいこのままじゃあいつを……)
サリーを起き上がらせ自分を冷静に見せかけていたカターシャであった。
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