逃げる

妹をこの病院から連れ出すことはこの書に書いている通り、簡単ではない。


「私に任せて。」

遥はそう言った。


「逃げろ!!!!!」

誠は階段から降りてきた。


妹の幽霊が休憩室に来たのだ。


地下に続く階段は、鍵を閉めてあかないようにした。


多分、そのドアももうじき、開けるだろう。


老朽化したドアは、遥が壊したように地下へのドアも簡単に開けられる。


地下に逃げ場がないさがす。


ドアのない蜜室の中に逃げ場など存在しない。


けど、この地下は始めてきたのでもしかしたらあるかもしれない。


「ここから逃げよう。」


そこは、空気を入れるために作られた穴。


人が一人者が見ながらぎりぎり入れるくらいである


ほかに逃げ道も見つからないし、ドアのところから「どん!どん!」と壊していく声まで聞こえてきた。


「ここしかないか。」


暗い中にはどこにつながっているかわからないけど、空気がこの中から吹いているので、ここを通ったら外につながるだろう。


「いくぞ。」


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