廃病院へ

病院にいたああの幽霊が俺の妹だと地下にある資料で分かった。


その詳しい治療法は、資料の中には掲載されてなくてページが途中で消えている。


理由は何か闇があるかもしれない。


親から教えられたことは、この資料とは違う。


教えたくない何かしらの理由がある。


今日の夜に誠と病院にいくことになった。


病院には、妹の幽霊がいる。


その妹は何かにとりつかれているのかもしれない。


その救出方法は地下の資料には書いていなかったので、病院の倉庫にある資料で何かしら手掛かりがあれば助けることができるかもしれない。


誠と夜の学校の正門で、会う約束をした。


そこまで、リックの中に必要なものを入れて準備をした。


外は暗いのでライトを持たないと、目のまえに何かあるかわからない。


なので、手で持てるライトを持ち学校にまで向かう。


何か起こるかわからないので、靴は動けるようにランニングシューズを履いて病院まで向かう。


「来たか」

誠はもう正門についていた。


「はやいな。」

到着したので、廃病院に向かうことになった。


夜の七時を過ぎ、あたりは暗い。


「何してるのお二人さん。」

後ろから声がしたので振り返るとそこにいたのは遥だった。


遥には今日探検に行くことを知らせなかったので、来るはずがないと思っていた。


昨日、西条が幽霊に切り裂きにされた光景を見て一番驚いていた。


「私を置いて探検なんてさせないよ。」

もしかしたら、遥も気づいていたのかもしれない。


あの幽霊の外見が俺の妹に似ていると。


昔、一緒に遊んでいた思い出がある。


こうして昨日のように三人で廃病院まで向かう。


暗い道を歩き、やっとたどり着いた。


「よし、行くか。」

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