探しもの
最後の授業が終わり放課後になった。
放課後誠は、俺の家に来た。
家の近くにある資料を探すために。
前から不審に思っていたことがいっぱある。
廃病院の中には、親からもネットからも正しい情報が載っていないと感じる。
子供の時にもいたあの少女の幽霊は昔と外見が変わっていない。
幽霊の存在が親が知らないはずがない。
俺たちは昨日三人の姿を見かけている。その夜に西条が殺された。
今日学校に来て西条のことを先生に聞くと、
「誰その人?」
と返事をされた。
まさかと思い、昔のクラスの名簿を見るとそこには西条の存在がなかったのだ。
この中に、何か秘密がある。一夜にして人が消えたのだから。
「ただいま。」
家に着いた俺たちは地下に倉庫に向かった。
大量の研究資料から廃病院の情報を探し出す。
難しいことではないが、段ボールが何箱も置いてある。
一個一個片っ端から探す方法しかない。
「よし、探すか。」
資料の中には病人の掲示資料がある。
誠は、素早く判断して次々とダンボールの中を漁っていく。
「多分これじゃないか」
密と書いてある封筒の中に分厚い紙が入っている。
中身を確認しなくても、何かを危険な匂いがしてくる。
「開けよう…。」
恐る恐る封筒の中身は開ける。
そこにあったのは妹の写真であった。
詳しい妹の病症などが書いてある。
そこに書いてあったのは新型のウイルスに感染。
そのウイルスを治療するために色々な手段を した。
その治療は失敗した結果化け物とかした。
病院の中にいた病院は妹に殺された。
不思議な事に死んだ人は、この世から存在がなくなった。
カタログの中に書いてあった名前も。
不気味に思い病院を閉鎖して廃病院となった。
その理由で病院は移動した。
誠が前に幽霊が俺の妹にに似ていると言っていたが、それは本当になった。
妹は今は、意識がない状況で何かしらの呪いで操作されているのかもしれない。
治療の方法は詳しく描いてなくて、ウィルスの治療法もいまだ見つかってない。
なのに、治療する方法があった両親は何かしらの方法でやったのだろう。
もしかしたら、悪魔に魂を売り生命の寿命を延ばしているのかもしれない。
そう考えると、今のままでは妹が危ないかもしれない。
なので、今日の夜にまたあの廃病院に行くことになった。
誠も何かしらの方法があるらしいと言っていたので、挑戦することにした。
「待ってろ、妹!!」
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