昔の思い出。

奇妙な声かが聞こえたので後ろを振り返った。


そこにライトを照らすとそこにいたのは意外な人物だった。


急に俺は苦い思い出が甦った。


それは、昔に出来事でした。


俺は学校では目立たないほうだった。


クラスメートと話す機会はそんなになかった。いつも幼馴染の誠と遥と一緒にいた。


そんなある日の帰り道、後ろから誰かがストーキングしている。


黒の帽子をつけて、全身黒の服装だった。


そこから走って家に帰った。


それは、一日のことではなかった。


毎日の帰り道後ろには誰かがついてきていた。


それが不気味に思った俺は、幼馴染の二人に相談した。


二人は、今の現状を詳しく教えた。


遥は空手をしていたので、多分一発で犯人を倒せるだろう。


そう考えた俺は、三人で一緒に帰ることにした。


その日の帰り道も後ろには気配がした。


遥は突然と後ろを振り向き走っていった。


黒服の人は、遥が振り向いたことで逃げていった。


「逃げるな―!」


遥の足は体育テストで10点をとぅていた。


なので逃げれるわけがなかった。


遥は黒服に手を伸ばし、引っ張り力業で地面に張り倒した。


「うぁ!」

犯人は痛そうにおなかを抑えていた。


マスクを着けていたのでそのマスクを取った。


その人は、西条林さいじょう りん


入学してから半年後に俺に告白をした女子であった。


俺は、自分には好きな人はいなかったが、断った。


なぜなら、彼女とは一回も話したかとがなかった。


西条はその日から学校に来なくなった。


その人が俺に毎日ストーカーをしていた。


この場合はどうすればよいかわからなかったので、俺は何もできなかった。


誠は頭の判断が速かったので、すぐに警察に電話をした。


そして今、その西条は、今廃病院の中にいた。


「一緒に死んでください。」


西条は後ろから隠していたナイフを取り出した。


制服はボロボロで切り刻まれていた。


その顔は昔に出会ったのと面影が違った。


「なぜ断ったの。まこと。」


ゆっくりとここに近づいてきた。


遥は戦闘の態勢を取り、ナイフを取る準備をしていた。


西条の精神状態はとても悪かった。


「……。」


ずっと小声で何か喋っていた。


逃げ道はなく、二階から一階に降りれる道は一個しかなかった。


なので西城を対処するのが最適の手段だろう。


さぁ来い。


こっちは準備ができていた。誠はライトを照らし。


遥に快適な視界を提供した。


西条は走りナイフを振り近づいてきた。


誠はライトを西条の目にかざした。最大の明かりさで。


視界を奪われた一瞬遥は逃さなかった。


一気にナイフを取り、地面に押さえつけた。


その動作は、一瞬だった。


西条は動けなくなるように地面に制圧をした。


「ナイフはどこにあるの?」


誠はさっき遥が投げたナイフを探していたが見つからなかった。


さがしている最中、ある声が聞こえた。


「ここだよ。」

そこにいたのは俺が昔入院していた時に見たあの少女。


ナイフ御手に取りこちらに投げた。


ナイフの軌道は見えなかった。


一瞬にしてここにむかった。


「うぁぁぁ!!」

地面にいた西城に刺さった。


そこからの飛び血が本当に刺さったとわかった。


地面には満面に血があふれ出ていた。


「死んだのか?」


つばをゴクリと飲んだ。






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