二階を探索
ぼろぼろの廃病院の階段を上り二階へのぼる。
一段登るごとに「ギー!ギー!」と音が鳴る。
木でできていた階段は、もうボロボロであった。
この階を上がれ昔入院していた頃に見た幽霊がいる病室の場所に着く。
その昔の出来事は今でも記憶に新しい。
少女のあの殺気で体が動くなり、声も出ないあの感覚は恐怖だった。
もしかしたら殺されるかもしれない。
周りに警戒しながら、登った。
「たくさん部屋があるな。」
誠は、周りにライトを照らしながら言った。
二階の部屋は病院が寝ている病室がたくさんあった。
俺が入院していた病室の場所は、二階の奥から二番目である。
そこに行くには、このくらい不気味な廊下を歩かないといけない。
俺は、心の準備のため深呼吸をした。
「ふぅー。」
この後もしかしたら、出会うかもしれない。その恐怖を呼吸で心を安定する。
心拍数は、とても速かった。
この廊下にライトを照らして、奥の部屋に向かった。
歩いていくと病室があり、病室の隣にも病室。全部で30室くらいある。
外からは病室の中身が見えていた。
ドアはすべて開いており、中にはベットのマットが敷いてない基礎だけがあった
ドアが開いていて、中から何か飛び出さないか一個一個確認しながら歩いた。
ノートを取り確認すると、病室の配置は変わってない。
なので俺が入院していた場所も変わってないだろう。
遥は突然に戦闘態勢を取った。
その真剣な目は全国の大会の時くらいであった。
まさか、緊張しているのか。それとも。野生の感で何か見つかったのか。
「なんか音がする。」
遥が話した。
耳を澄ましても何も聞こえなかった。まさか野生の感では。
「何も聞こえないぞ。」
誠も聞こえないようだ。
普通の人には聞こえないが、何かが近かづいているらしい。
「後ろ!」
遥は後ろを振り返った。
奥には何かがいた。暗くてはっきりは見えなかった。
俺と誠は恐る恐る、ライトを照らした。
するとそこにいたのは、ある女性だった。
「やっと会えたよ。まこと。」
その声は聞き覚えがあり、昔のある思い出が浮かび上がった。
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