病院へ侵入

 病院のトイレに侵入した俺たちだが、そこには汚いトイレがあった。


 廃病院なので祖維持は当たり前していない。


 蜘蛛の巣やアリの大群、見たくない茶色の物体もいた。


 心霊スポットと有名なので入り込んでスプレーを描いているイラストまであった。


 文字には「死ね」、「バカ」など小学生の知能思った人が書いているような落書きがあった。


 落書きもこの廃病院に心霊スポットの怖さが増した。


 このトイレの中だけで、この恐怖感だとこの先が思い上がる。


 トイレから出るために扉を開けるが、さび付いていて開けにくくなっていた。


 俺が押したら少しの隙間しか動かなかった。


 誠と一緒に押したが、開かなかった。


「どいて。」

 遥が俺たちに向かっていった。


 大きく呼吸をして、キックをするフォームになった。


「はっ!」

 と大きな声で蹴りをした。


 その勢いで扉が開くどころか、取れてしまった。


「え。」

 俺と誠は、そのバカ力に驚愕する。


 まさか取れるとは。


 トイレからやっと本当の廃病院に侵入できた。


 電気がない真っ暗な廃病院に、スマホのライトをかざした。


 ライトがないと全く見えなかった。


 窓からの月の光は、雲で隠れ全く光が入らなかったからだ。


 病院の配置は、前の時と変わっていなかった。


 窓の位置、部屋の配置、窓の数すべてだ。


 そのため俺はバックから昔に書いたノートを取り出した。


 まずはどこに探検するか話し始めた。


 今回の目標は、昔入院していた幽霊を探すことである。


 そのため、場所は俺が入院していたころにいたベットの位置まで向かうことにした。


 そこは、二階の奥にある。


 目的地が決まったので歩くことにした。


 病院の中には、すでに物はほとんどなかった。


 引越しをするときに使えるものはすべて持って移動したらしい。


 なので、ほとんどの部屋には何もなかった。


「ここが二階の階段か。」

 誠は指をさした。


 そこには、立ち入り禁止のテープが張ってあった。


 誠はまたハサミを取り始めそのテープを切った。


 後で指紋が残るとあれなので、誠は手袋をつけていた。


 テープは重なってあり切るのに戸惑っていた。


 ハサミは工作とかに使う文房具屋の安いハサミだった。


 その間に二階に何があるかを話した。


 二階には、入院の個室の部屋がいっぱいある。


 病院は古いので、二階建てになっている。


 三階は、病院には縁起が悪いのでない。


 なので二階建てらし使うため、地下室がある。


 地下は倉庫になっているらしいが、関係者以外立ち入り禁止のため入ったことがない。


 ノートにはそのマップが書いていない。マップは、行ったことがある場所以外は詳しく描いてあった。


 一回は手術室やカウンセラー室など、検査するための部屋がいっぱいある。


 で、今から向かうのは二階だ。


「あいたぞ。」

 誠はテープを切ることに成功した。


 俺たちは、少女の幽霊を見た二階に向かうのであった。









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