第3話

暗い夜

優しい光だけ灯して、あたしを走らせて頂戴

ガラスの雨粒は星のように煌めくから


踝まで黒く浸して

どこまでも深く天鵞絨に包んで

嗚呼ここだけが眠らせてくれる場所

少しくたびれたから、長いこと

静けさの中であたしの心だけ夜につれていって

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星の角度 おちば @ochiba_2

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