第22話


私はどうやらクラスの陽キャラ達に嫌われているようだった。

というより、スクールカースト上位に君臨するボスが私をよく思っていないようで、その取り巻きたちも私のことを悪く言わなければならない。

多分理由としてはそんなところじゃないだろうか。

取り巻きたちも最初こそはそんな理由だったのだろうが、私を避けていくうちに私が嫌いだという洗脳にかかって本当に私のことが嫌いになったのだろう。

小さい頃から知らないうちに嫌われていたり、話したこともない子が悪口を言っていたと、人づてに聞かされたりすることがよくあった。

思い当たることはそこそこあるけど私を知りもしない人から悪口を言われるのは何だかな、、、。

意味がわからない。


クラスで目立たない方の私がどうして陽キャラ嫌われていかと言うと、私の性格に問題があったんだと思う。

私は基本的に内気で暗い性格だ。

けど、多面性があり、人を客観視して冷たい発言をしてしまう1面。

明るく目立つことが好きで、感情的な1面を持っていた。

ただ暗いだけだったら彼女達は気にもとめなかっただろう。

けど、気が弱いくせに感の触ることがあると強く当たってしまったり、馬鹿にしたリアクションをとったり、目立ちたいから髪を染めたり、化粧をして登校したりしたのがいけなかったらしかった。

目をつけられた。

まぁ、特に酷いことをされた訳では無いけど、元々傷つきやすい私にはシカトとか、本人が近くにいる時にわかるように悪口を言うとかその程度でも殺傷能力は十分だった。

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