第6話


高校生になると、誰もが彼氏彼女が欲しい。と思うのではないだろうか?

私もその内の1人だった。

けど、他と考え方が違っていた。

私は単に彼氏というアクセサリーが欲しかったのだ。見栄を張りたかったんだろうね。

我ながらクズ発言だと言うことはわかっている。

でも、彼氏がいないのにいると言って嘘を吐き続ければその内ボロが出てしまって嘘を見抜かれてしまうかもしれない。

嘘つきのレッテルを貼られるなんてゴメンだ。

だから、彼氏。と言う存在が必要だった。

だって、付き合っている。と言う事実があれば、私が話す恋愛のエピソードに嘘が混ざっていたとしてもまず、誰も疑わないでしょう?

私は、恋愛の経験値が高い人という認識を周りにして欲しかった。どうしてだろうか?

わからないけど、どういう形でもいいから一目置かれる存在になりたかったんだと思う。

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