第60話 魔王 (色欲)を探せ② リボルバー20~21

帝都大監獄第六層


VS 刀神 (懲役 232年)


刀神は一合『二流』と打ち合い、すぐさま刀を納める。


『待っててやる、そなたの全力で挑んで来い』


『一合で見抜かれたでござるか、ふぅー、頼み申すでそうろー』



(斧)


神6 聖斧 ○○丸 (お好きな名前をどうぞ)

魔5 対象を魔斧にできるお薬 (強いほど良い)

鋼4 地上最強のゴーレム

雷3 疾風迅雷隼丸丸丸 & 電光石火猫猫猫丸

炎2 紅蓮丸

闇1 村正丸


魔ノ衝撃 (×弾1)を手に入れた!



『おひょー、ひょー、そ、その薬、薬、薬ぃー、是非とも我がゴーレムに使ってくれぬか?、我は見たいのだ、ゴーレムの可能性を! 更なる進化を! 頼む!』


ザ・土下座 (物凄い勢いで頭を地面へ叩きつけた)


使ってあげた、姿は変わらなかった・・


『博士、今までお世話になりました』


『ぉおおおー、我の最高傑作が更なる進化を果たすとは感無量である、我はたった今、人生で一番の至福(しふく)を味わっておる!』



刀神と『二流』が再び向かい合う。


刹那、刀神の刀が先に瞬(またた)く

一条の金ノ光が上からそれを刀神ごと断ち切る



『ごはっ、なんという武! よもや、速度でも負けるとは・・、何故(なにゆえ)だ?』


『刀と斧だったら、重量の重い斧の方が速く振れるに決まっておろう!』


『かっかっかっ、とんだ阿呆(あほう)もいたもんだ・・、ごほっ、げはっ・・』




VS 召喚長者 (懲役 2478年)

(*’ω’ノノ゙☆パチパチ


『ふはは、私の前座ご苦労、ご苦労であった、最後にはこの大取りが相手をしよう、私は常々答えを探していたのだよ、どうしたら召喚にて最強のモノを喚(よ)べるのかを! それを得る為に私は実験をした、時には召喚したものを更に召喚の贄にしたり、人を何千何万と生け贄にしたこともある、だが、違った、それではたどり着けなかった・・』


ガラガラガラ、服から黒い魔石(臨界石)が落ちる。


『だから、私は私の全てを!私自身を!生け贄にして召喚することにした、これが私の集大成だ!』


召喚長者の双貌(そうぼう)の魔眼が輝く。


至るところを贄とした彼の体はもはや人でない、


莫大な魔力が途方もなくデカイ召喚陣を呼び出す。


強烈な光とともに召喚されたモノが姿を現す。



『ふははは、そうか、そういうことか! 私が! 私自身の最高に至ったのだ、もはや誰にも負けることなど有りはしない』



(召喚)


雷6 麒麟

盾5 玄武

牙4 白虎

爪3 青龍

朱2 朱雀

邪1 邪龍 (黄龍(裏))


邪ノ衝撃 (弾×1)を手にいれた!



『亜神の出来そこないか、くだらぬ、疾(と)く失(う)せよ、今はすこぶる機嫌が悪い』


『その程度の魔力で吠えるなよ、底が知れるだろ、どうやら私は強くなりすぎて・・』



カッ! (滅びのブレス)


もはやそこには影も形も残らなかった・・



VS 始皇帝 (懲役 1億4千万年)


『・・となると、最後に残った儂が色欲かの? 今回は儂的にとても楽しませて貰ったが、それでもまだやりおうのか? 』


『正直に言うでござる、あれには勝つのは無理でござ、あれもまた神の位(くらい)に踏み込んでおろう』



☆本日の裏設定☆

ゴーレムを越えたゴーレム 主人に逆らう事ができないゴーレムが呼び方を自分(マスター→博士)で変更した。その時点でそれはゴーレムだがゴーレムでない別のナニかだ。

命名:黄金刃丸 (コガネバマル) 総オリハルコン製

ゴーレム老 究極のゴーレムを造る為に、人間をゴーレムの材料にしたりもした為、投獄。

最後の最期で彼は己の夢を叶えたのだった。

鑑定持ちなので、ゴーレムに『魔斧化』のスキルが生(は)えたのも確認した。そんな事をしなくても彼には分かっていただろうが・・、彼にとってはゴーレムの進化こそが生き甲斐(がい)なのだ。


死合 達人同士の勝負は一瞬。より武に対しひたむきだったものが勝つ。


臨界石(黒) 魔石に限界まで魔力を込めたもの、魔石の大きさ、器によって最終の色が変わる、黒はその中でも一番内包魔力量が多い。少しの魔力衝撃で爆発する。とてつもなく高く売れる。極大魔法をノータイムで使うとことができる凄い代物だが、魔力量が大きくなるごとに扱いが難しくなっていく。今回は自身の魔力に+α(魔力加算)を加える為に用いられた。


召喚長者 人が至る限界まで逝ってしまった人。だが、所詮は人が至れる限界だった。神に挑むなど烏滸(おこ)がましい、神の強さすら判別できなかった。

神の位 人が一生涯かけてやっと手がかかる頂(いただき)、武を進むものは必ずこの壁にぶち当たるが、大多数はその圧倒的な高さを知り、挫折する。



その頃の神様ズ ぷぷぷ、あれだけの大口を叩いて、カッ! とか・・ダメだ、笑ってしまうやろ・・、黄龍容赦なくて好き、人の子の限界か、我々の域には程遠い。


リボルバー 累計72 大厄災7+4(5、4、5、5、4、4、4、6、4、5、5)、大逆転7+3(3、1、3、2、2、3、3、2、1、1)

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