第3話 あれ、強くないですか?
『スキル≪生活魔法≫が進化します。』
え、ちょっと待って!?
マジですか!?
スキル進化と来ましたかー。
ちょっとドキドキ。
えーどうなるんだろ、想像つかないね。
『スキル≪生活魔法≫は、スキル≪生活魔法:カスタム≫に進化しました。』
≪生活魔法:カスタム≫……?
んー名前ほとんど一緒じゃん。カスタムが付いただけ。
まぁ、そうだよねー。
元が生活特化のスキルで使い道が殆どないもんね。
それに、頑張ればっていうか日々生活してたらある程度は会得できるスキルだしね。
でも一応?何が変わったかぐらいは見ておこうかな。
「ステータスオープン」
ヴン。という音と共にステータスウィンドウが開く。
何気にこの音好きなんだよね。
それから、私はスキルの欄をタップした。
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≪生活魔法:カスタム≫level.1
≪目覚まし≫
効果:
・指定の時間に対象の目を覚まさせる。
・敵意を持つ存在が半径100メートル以内に接近した場合、目を覚まさせる←new
≪料理≫
効果:
・たとえ、どんな素材でも美味しい料理を作ることができる。
・あ■■■事■で■≪料■≫す■■■がで■る。【lock】←new
≪飲料水≫
効果:
・飲める美味しい飲料を創り出す。
【カスタムメニュー】
・真水
・食塩水←new
・砂糖水←new
・HPポーション←new
・MPポーション←new
≪
効果:
マイ刃物を取り出せる。
【カスタムメニュー】
・包丁
・銅剣←new
・鉄剣←new
・■剣【lock】←new
・■剣【lock】←new
・■剣【lock】←new
≪
効果:
中に入れたものを入れた時の状態で保存することができる。
【カスタムメニュー】
・ストレージ←new
・冷蔵庫
・冷凍庫
・異空間■■【lock】←new
・■■魔法【lock】←new
≪
効果:
どこでも火を起こせる。
【カスタムメニュー】
・普通の炎
・炎魔法
≪ライト≫
効果:
光を発する。
【カスタムメニュー】
・微光
・通常光
・強光
・閃光←new
≪
効果:
場をキレイにする。
【カスタムメニュー】
・部屋全体掃除←new
・防汚結界【lock】←new
≪防音≫←new
効果:
防音結界を張ることができる。
≪防臭≫
効果:
防臭結界を張ることができる。
≪お風呂≫←new
効果:
どこでもお風呂に入ることができる。
【カスタムメニュー】
・普通の風呂
・大浴場
・温泉┬リニュー温泉
├ナイリア温泉
├ウィアルス温泉
├アリィマ温泉
└クイサツ温泉
全てに露天風呂のオプション付与可能。
≪睡眠≫←new
効果:
快適な睡眠を得られる。
【カスタムメニュー】
・通常睡眠
・二度寝
・瞬眠
≪解析鑑定≫←new
効果:
色々な、物、人物、事象を瞬時に解析、鑑定できる。
≪図鑑≫←new
効果:
簡単なメモとして使えるほか、≪解析鑑定≫で得た情報をいつでも閲覧できる。
……etc.
─────────────────────
え、ヤバいよ、これ。
元々のダメダメっぷりはどうしたの!?
「俺、生活特化のスキルやねん」
みたいな顔してたでしょ!?
なのに、今からでも冒険者始められそうなスキルになってるじゃん!!
いやースキルの熟練度上げててよかったわ。
スキルの進化は稀って聞くけどまさか私のスキルがねぇ。
誰も≪生活魔法≫が進化するとは思ってないだろうからね。
とまぁ、それはさておき。
私がスキルの熟練度をカンスト出来た理由!
まーこの職場環境でしょうね!
なんてたってブラックだもん、ここ。
普通は十数人の従業員で分担してやる仕事をスキル使って私一人でしてた訳だからね。
そう思うとこの環境も悪くなかったのかもね。
そのおかげで私はもう一度冒険者の夢を追いかけられるのだから。
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