第19話 夏の終わりのハーモニー(2)
「荷物持ちますね」
お姉さんが言う前に荷物を持った。先日の荷物も大きかったけど、今日はバスケットでは無くてクーラーボックスだったので一段と重い。
「何が入っているんですか?」
「今日は頑張ってたくさんお弁当作ったの。最近、貴文くん、いっそうもりもり食べるようになったし」
喋りながらお姉さんについて歩く。大きなお尻が揺れていてとても魅力的だ。よいしょとトゥディの後部座席に荷物を置いて、僕は助手席に座ってシートベルトをした。運転席の真希お姉さんは、やっぱりシートベルトをすると大きな胸がさらに強調されて、どうしても目がそこに行ってしまう。
田舎町なので高速道路なんかもちろん無いんだけど、真希お姉さんはご機嫌でお気に入りの松任谷由実を鼻歌で歌いながら僕らはドライブに出かけた。
今日もまた、よく晴れていて青い空と白い雲のコントラストがとても美しく、山や野原、畑や果樹園の緑も輝いているようだ。
やがて軽自動車は山道を登っていく。以前にも来たさかいの池に続く道だ。今はこの道もあまり使っていない、という話も聞いたけど夏草も刈り取られていて前に来たときよりも見通しが良くなっているような気がする。
「前に来たときよりも整備されてますね」
「うちで働いている人たちがお祭りの頃に整備していたみたい……元々、山で仕事をしていた人たちだから、昔からの習慣みたいね」
「そうなんですか」
ルームミラーのところには以前と同じくお守りが揺れている。僕もお財布と一緒に持ち歩くようになった、あの子供が踊っているような絵柄のこの地域独特のお守りだ。山道の果てにさかいの池がある。池のほとりに広々とした野原が広がっていて、とても明るくて美しい。前に来たときよりも風が涼しく一層快適なような気がする。
池に近づいてみると、案外水が綺麗だ。水草もあまり無くて澄んでいる。
「綺麗な池ですよね」
「湧き水が流れ込むし、そこの小川に流れて行っているから、水がよどんでないのよ。でも、不思議と魚やカエルもいないみたい」
そう言われてみれば、魚の影も無いし虫もあまり居ないような気がする。周りはこれだけ緑が豊かなのに、鳥や蝉の鳴き声も遠い。とても静かで、ただ野原の草や周りの木々が風に吹かれて揺れている。どこか整えられた庭園のような感じさえする。
車を止めると、この間と同じようにお姉さんはリュックサックを背負って、僕が荷物を持って野原の真ん中に歩いて行った。
「まだちょっと早いけど、いっぱい遊びたいから先にご飯にしよう!」
草の上にレジャーシートを広げてお姉さんがクーラーボックスを開けると、タッパーにいろんなおかずやおにぎりが入っている。唐揚げや卵焼き、サラダ、ロールキャベツ、ハンバーグやウインナーソーセージなどがいっぱい詰まっていて量も多い。
「今回頑張ったから、いっぱい食べてね!あーん」
「……またですか」
お姉さんが唐揚げをつまんで僕の口の中に入れた。恥ずかしいけれど、やはりものすごく幸せだ。
「おいしいです」
「でしょー?しっかり下味つけて揚げたのよ」
お仕事も忙しいはずなのに、結構な手間をかけて作ってくれたというのもうれしい。僕もウインナーをつまんでお姉さんに食べさせてみた。口を開けているところに入れると、お姉さんが口を閉じて僕の指までしゃぶってきたので一瞬驚いたけど、可愛いなと思ってそのまま首筋を撫でてみると、幸せそうに目を細めて笑ってくれた。
「貴文くん……私の扱い方、慣れてきたじゃ無い」
「いえ……可愛かったので、思わず」
こうしてお互いに食べさせあいながら食べているとすごく幸せだ。今日は青い空に少し白い雲もあって先日より日差しが柔らかな気がする。山の上の方なので町の中よりも少し涼しい。
ポニーテール姿なので真希お姉さんの首筋がすごく色っぽくて素敵に見える。お姉さんは顔を上に向けてもっと撫でてと言う仕草で僕を誘ってきたので僕はそのまま正座しているお姉さんの首筋を撫でると、細い目をさらに細めて可愛らしい表情で応えてくれるのがまるで猫のようだ。
座っているお姉さんの短パンから伸びる白い足がとても素敵だ。レジャーシートの上のお姉さんは靴下もはいていない。素肌がとてもなめらかで柔らかそうな感じだ。実際に触ったときのことを思い出して鼓動が激しくなってきた。風に熟した果実の匂いが混ざって、僕の理性がだんだんと溶けてくる。
「やっぱり暑いよね……」
そう言ってお姉さんは短パンも水玉のシャツも脱いだ。僕は下着姿のお姉さんを抱き寄せて唇に吸い付いた。お姉さんの舌が、唾液がとても美味しく感じられる。唇の周りをなめ回すように舌を這わせて、口の中に入れて舌同士を絡め合って、その間に僕はお姉さんの大きな胸を触ってゆっくりと背中の方に手を回してブラジャーを外した。お姉さんもパンティーを下ろして、素っ裸になった。青い空の下、白いお姉さんの体が眩しい。
「……もう、あわてないのね」
「正直……緑の中の裸のお姉さんを、また見たいと思ってました」
何故なら、そういうお姉さんが最も自然で綺麗だと思ったから。真希お姉さんが一番喜ぶことが僕にとっての幸せだったから。事実、青空の下の真希お姉さんはとても生き生きとしていて楽しそうに見えた。
真希お姉さんがリュックの中から首輪と鎖を差し出して僕に手渡した。どうしてほしいのか言わなくても僕には良くわかったので、白いうなじに首輪をはめてリードを繋ぐと真希お姉さんは四つん這いになって「わん!」と言った。ポニーテールが尻尾のように揺れている。お尻も揺らして喜びを表現しているお姉さんはとても可愛いペットのようだ。
「ねえ、お散歩しよう。私を飼い慣らして。躾けて。貴文くんのものにして」
僕が首輪のリードを持って歩き出すと、お姉さんは四つん這いでついてきた。野原の上を歩く裸のお姉さんの動きはとてもなめらかで、まるで白い四本足の動物のように見えた。
ポニーテールを揺らしてお尻を振りながら歩いている真希お姉さんを見ているととても幸せだ。歩くたびに揺れる背中では肩甲骨がうごめいてまるで天使の羽のようだ。裸の背中からくびれた腰、豊かなお尻にかけての曲線が美しく官能的で素晴らしい。
お姉さんの後ろに回って揺れる白くて大きな桃のようなお尻や肉づきの良いむっちりした太腿を見ていると可愛がってあげたくなった。僕が太腿を触ってお尻を撫でると、お姉さんは「くぅーん」と鳴いてお尻を振ってスキンシップのおねだりをしてきたので、さらに全身を撫で回すと目を細めて喜んでくれた。
なめらかな肌の触り心地がとても気持ちいい。そのままお姉さんの繁みの方へを手を伸ばすと、肉の花びらは熱く湿っていて、突起も固くなっていたので指で優しく触って刺激していくと足を開いてお尻を高く上げて僕を誘ってきたので、そのまま刺激を続けると、お姉さんは電気が走ったかのように体を震わせて野原の上に顔をつけてしまった。
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