第3話 それぞれの日常
週変わって月曜日
アオ「朝練あるから先出るね。行ってきます」
3人「行ってらっしゃい」
父「っとやべ、俺もそろそろ出ないと。行ってくる」
2人「行ってらっしゃい」
明(まてよ、私とアオが同じ家から出てきた所を誰かに見られたら面倒なことになりそう...いや、でも恋人同士なら...いや、普通じゃない。同居してるっていうとクラスの奴らが考えそうなのは...)
明「...///」プシュー
母「明音、時間大丈夫?」
明「あっ!行ってきます!」
母「行ってらっしゃい」
その後、学校
明「アオ、ちょっといい?」
アオの友達「アオ、可愛い彼女が呼んでるぞ」ニヤニヤ
アオ「茶化すなよ!否定しないけどボソッ」
空き教室の隅
明「あのさ、クラスのみんなに同居してるってバレない方がいいと思うの」
アオ「何故に?」
明「何も知らない人が''同じ家''から''男女が''でてきたってことはクラスのみんなから見てどう思う?」
アオ「え?うーん.....あっ…(察し)...え?そんなに早とちりする?」
明「噂好きのあの子にバレたら...」
アオ「それ以上言うな。怖いから」
明「ね?だから」
アオ「わかった」
家、同時刻
母「暇。何しよう...」
テレビ『今日は掃除が綺麗にできるコツを教えていただくということでこちらの方に来ていただきました。それではどうぞ!』
母「掃除でもするか」
リビング、親組の部屋、キッチン、廊下、ふろ、トイレなどを綺麗にした後、残すは明音とアオの部屋。比較的抵抗のない明音の部屋から。結構汚いけど青年の部屋よりはハードルが低い。
Tシャツ、ワンピースなどが散乱した部屋を片付け、掃除機をかける。思ったよりすぐ終わった。
母「さて、次は...」
アオの部屋。心なしか禍々しいオーラを放っている気さえする。
母「お、お邪魔しまーす」
誰もいないはずなのに挨拶...。かなり緊張している。掃除するだけなのに
母「そうよ。掃除するだけ。変なことはしないし、怒られるようなことしてないもん。うん。大丈夫、大丈夫...」
ただ、母は知っていたベッドの下に''ああいう本''が隠されていることを!(漫画の知識)
母「まさかね...」
びっくりするぐらい綺麗な部屋を通りベッドの下を覗き込むとそこには...
母「ないわよね」ホッ
これ以来、母のアオへの距離が縮まった(物理)
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