7


ここで一息をつく。この3つはあんまり魔力を使わなかったけど、残りの3つは桁違いに魔力を使う。


『ここからが本命の魔法です。』


光魔法と闇魔法は同時に出す。左手から光魔法右手から闇魔法を出して頭上でその2つをぶつける。すると2つの力が合わさって2種類稲妻が出てくる。結構の威力なので髪が焼けないかちょっと心配。


最後に無魔法。これはさっき結界でやったからいいかなと思ったけど、分かりやすい方がいいので自分の周りに結界を張り魔物を倒した時のように中を見えないようにする。


『フゥ…陛下、これでよろしいでしょうか。』

「あ、あぁ。これは結構すごいな。」

『ありがとうこざいます。』

「あとは火の魔法だけだが学ぶ気はあるのか?」


そう、この世界で魔法は全7種類。そして、まだこの全部を扱えるようになった人間はいない。誰かしら、光、闇、無魔法のどれかが扱えなくなっている。しかし流石ヒロイン、全魔法扱えるような状況が出来上がってる。


『はい。お兄様に火の魔法を学び全魔法を操れるようにろうと思っております。』

「そうか、そうしたらこの国に最強の魔法使いが誕生するってことだな。」

『ご期待に添えますよう努力致します。』

「うむ。」

「にしてもこんな可愛いくて強い子がレオの婚約者だなんてあの子も見る目があるわね。」

「あぁ全くだ。」

「ねぇエレーヌちゃん?」

『は、はい!!』


急に王妃様に話しかけられてびっくりしてしまう。だってお2人で話してたのにこっちに振られるとか思わないじゃん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る