6
『お久しぶりでございます。エレーヌ・フォートリエここに参上致しました。』
「頭をあげよ。」
今私は王命により城へと来ている。いやぁ1日ぐらい休ませろって話しよね。まじでムカつくわぁ。あ、これは心の中の話ね。口には一切出てないから!死にたくないし。
「急な呼び出しすまない。呼ばれた理由は分かるだろ?」
『はい。私の魔法のことでしょうか?』
「そうだ。お主が6個のそれも、光、闇、無魔法を使えると息子から聞いたのだ。それが真実かを確かめたい。」
『それはこの場でやって見せろということでしょうか?』
「そうだ。」
『承知致しました。』
もしものことがあっては困るので、私は何歩か後ろに下がる。
『一応ここに結界を張りますが、もしもの時はお逃げ下さい。』
「あぁ。」
国王の返事を聞くと、神経を集中させる。連続で6個の魔法を使うので結構集中力がないといけない。
まず簡単な水魔法から。これは得意中の得意。今回は軽く水で龍を形づくる。
すぐにその龍を消すと次は風の魔法。これは簡単に小さなつむじ風を作ってみる。え?ちょっと大きすぎてびっくりしたって?それは内緒!
そして次はやったことはないけど大体感覚でやってみようと軽いノリの土の魔法。これまた龍の形の像を作る。意外にも簡単に出来すぎてちょっと自分の才能に引いてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます