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次の日。とうとう学校に行く日になってしまった。


「お嬢様?どうかなされましたか?」


学校へ行く準備をしている最中に動きを止めた私にクロエが不思議そうに話しかけてくる。


『いえ、なんでもないの。』


「そうですか。それならよろしいのですが。お嬢様、こちらを。」


『ありがとう。』


クロエから鞄を受け取ると、重い足取りで部屋を出る。


あ〜ヤダヤダ。学校って本当に嫌いなんだよね〜転生前はさ、部活があるからって毎日行ってたけど、転生した今じゃ行く理由がないじゃん!


友達がいる訳でもないし。だってご令嬢ばっかの学校ってことはさ、ウフフ、オホホッって笑う人ばっかりってことでしょ!場違いにも程がある。


ゆっくりと歩いていたのに、とうとう玄関まで着いてしまった。


「お嬢様、気をつけて行ってらっしゃいませ。」


『ええ、ありがとう。行ってくるわ。』


私は家の前にある馬車に乗り込む。


「学校、学校、、、やだよぉ」


中に誰もいないことをいいことに、ブツブツと独り言をずっと喋る。


ここにクロエがいたら多分ドン引きされると思う。いや、絶対。


馬車のに揺られながらいると、少し経つと学校に着いたのか、馬車が止まった。そして、使いの人がドアを開けてくれたのでゆっくりと馬車から降りる。


馬車って乗る時余裕だったけど、降りる時は怖っ!!高くない??


「行ってらっしゃいませお嬢様。」


『ありがとう。』


見送ってくれた男性にお礼を言うと、校舎の中へと入っていった。


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