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あの後少し話をすると、お母様は自分のお部屋へと戻った。
私はお母様を見送るとベッドにダイブする。
さっきのお父様の「今のところ」って言葉ちょっと引っかかるな。おかしすぎるもん。ゲームの中では描かれてなかったけど、もしかしたら、ゲームが始まる前から王太子との繋がりはあったってことだよね。
予想だけど、エレーヌの家は公爵家。公爵家の中から王太子が婚約者を選ぶのが1番無難な考えなんだ。そして私には婚約者がいない。これはもうほぼほぼ確定の話なんだよね。
確かゲームでは国王が開くパーティーで、一緒に着いて来ていた王太子がその場に来ている令嬢の中から婚約者を選ぶって感じだったんだよね。それで、エレーヌが王太子の目に止まってそこから2人の恋愛が始まるんだよね。ゲームの作者よ、どうしてエレーヌが王太子の目に止まったんだよ!!そこが分からないとどうしようもないじゃないか!!
『ふぅ落ち着かないと。』
興奮しすぎたのここで一旦心を鎮める。
『それより体動かしたいな〜。ダンスをやりたい。』
転生前の世界では私はダンス部に所属していた。毎日毎日、部活がない日も自主練したりしてずっとダンスに明け暮れてたのに。
あ〜あのころの方が楽しかったよ。
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