ヤンデレ彼氏が泣いて謝る話。

状況:彼氏が彼女の携帯を見ているところ



なぁ、今日何する?


え、これから出かける?


き、聞いてないよ!


出かけるならもっと前に言ってよ!


(少し怒り気味)


あ、ごめん。


出かけたいなら行ってきてもいいよ。


なんでって…


さっき出かけるって言ったじゃん!


はぁ…(ため息)


あ、うん、準備してきていいよ。


(彼女の携帯から着信音が鳴る)


ん?


「今日楽しみだね♡」って、


明らかに男じゃん!


(怒り気味)


なんで嘘つくんだよ…(小声)



なぁ、さっきお前の携帯にメールが来たんだけどさ。


あの男誰?


(女だよ、と彼女)


はぁ?じゃあ仮にその子が女だとしてもさ、証拠あんの?


(あるよ、と彼女)


じゃあ早く見せろ!!


(写真を見せる彼女)


たしかに、名前もさっきの奴と同じ…


あ、ご、ごめん!


君が浮気してるのかと、思っちゃって…ておい!


どこ行くんだよ!!!


(ドアの閉まる音)


ッチ…(舌打ち)


なんでこうなったんだ…!


俺が悪いのかよ…(小声)



あぁ〜!(怒り)


なんであいつ帰ってこないんだよ!


出かけるだけだったんだろ?!


(電話をかける音)


ん…もしもし


今どこにいんの?


ホテルって…なんでだよ。


会いたくない…?は?(怒り)


なんだよそれ…!


俺が悪いのかよ…って


はぁ…(ため息)


人が喋ってる時に通話切るなよ…!




場面転換:一週間後


(少し泣きながら)


も、もう、一週間ぐらい…


たってるよね…


なんで…なんで帰ってきてくれないの…!


(泣く)


(呼吸を落ち着かせながら)

今、電話かけても…出てくれなさそう…だから


留守電…使おうかな…


(電話をかける音)


(やつれた感じに)

あの…もしもし


あなたに最低な態度をとった


クズ男です。


あなたと喧嘩して、一週間ほどが経ちましたね。


俺が、あの時…あの時…!


すぐに怒らず、あなたの気持ちを聞いていれば…


こんなことにはならなかった…


俺は、あなたとして、クズ男です。


なので、あなたと、もう一生暮らすことはできませんね。

(ここから涙声)


全て俺のせいだった…


なので、これ以上、あなたを苦しめたくはないので、


明日の午後に、自殺しようと考えています。


こんなクズ男の彼女になってくれて、本当にありがとう。


いつでもあなたが好きです


それでは…


(電話が切れる音)


これで…いいんだ…


こんな俺を好きになってくれてありがとう…



場面転換:お店


あの、これください


ありがとうございました。


(ドアの開閉音)


あの留守電、聞いてくれるかな…



(ドアの開閉音)


ただいま…って…


ま、まさか…!


(レジ袋を床に落とす)


(リビングに走っていく)


あ、あ、

(涙が溢れる)


か、帰って…来てくれたんだ。


(彼女が抱きついてくる)


な、んで…帰ってきたの?


(本当に好きだから、と彼女)


(泣きながら)

ごめんなぁ、本当にごめんなぁ…


こんなクズ男を好きって言ってくれて…


俺、生きててもいいのか?


(いいんだよ、と彼女)


(頭を撫でる)


ありがと。


俺の彼女でいてくれて…


ほんとにありがと。


(口にキスをする)

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