ASMRフリー台本

水葱ちゃん

リスカがバレても優しい彼

状況:寝室で彼女と一緒に寝ている


すぅ、すぅ(寝息)


ん、ん〜(起きる)あれ?いない…


どこに行ったんだろ。


お〜い、どこいったんだ〜?


台所にはいないし、リビングかな?


あ、いたいた。(後ろから抱きつく)


ぎゅー。ねぇねぇ、どうしたの〜?


あれ?もしかして、泣いてる?


よしよし、(頭を撫でる)


なんかあったのか?


辛いことあったら俺に相談してくれるんじゃなかったの?!


(目を逸らす彼女)


こっち見て?


(黙り込む彼女)


ねぇ、こっち見てよ。


(目を逸らす彼女)


はぁ…(ため息)


なんで見てくれないの?


俺が悪いことしたなら、本当にごめん。


今後気をつけるから。


でね、そのままでいいから、一つ質問するね?


なんでずっと手を後ろに隠してるの?


もしかして、スマホで見てはいけないもの見てたの?(笑う)


怒んないからさ、俺に見せてくれないかな?


(泣き出す彼女)


あぁ、ごめんごめん。そんな責めるつもりじゃなかった、んだ…(言葉が詰まる)


(少し間)


なぁ、俺に何も言わなくていい。


頷くだけでもいいから、質問に答えてくれる?


(こくり、と小さく頷く彼女)


じゃあ、このカッター、血がついてるんだけどさぁ、


もしかして、君の血?


(少しの間)


答えないってことは、君の血ってことでいいね。


じゃあさ、切っちゃったところ、見せてくれるかなぁ?



あぁ、これは深くやっちゃったね…(抱きつく)


(耳元で)辛かったねぇ…


苦しかったねぇ…




これからはさ、もっと俺を頼っていいんだよ?


だって君は、俺の彼女なんだから。(微笑む)


(泣き始める彼女)


よしよし、俺の体の中で、泣きたい分泣こうか…(微笑み)


「汚れる」って、大丈夫だよ。(頭を撫でる)


よしよし、もう大丈夫だからね。




さてと、俺はちょっと救急箱とってくるから、


少し待っててね。


えっと、確かここにあった気がするんだけど...


あ、あった。


消毒するね?少し痛むけど我慢してね。


(少しの間)


消毒終わったよ。よく頑張ったね。よしよし(頭を撫でる)


後は、包帯を巻いてっと...出来た!


ぎゅー(抱きつく)


(耳元で)生まれてきてくれてありがと。


俺の彼女になってくれてありがと。


俺、ほんと幸せ者。


君が生きてくれてほんとに嬉しい。


俺はね、リスカをやめてとは言わない。


それがね、君の生きる証になるんだから。


ほんとはもっと、


自分の事傷つけてほしくないんだけどさ。


ほんとに、生まれてきてくれて、そして、


俺の彼女になってくれてほんとにありがとう。

(ここで耳元でいうのをやめる)



眠くなってきた?


ふふっ、そっか、泣いてたもんね。


いいよ、また一緒に寝よっか。


おやすみ。

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