それぞれの絶望
最近私は彼氏と別れた。それはなぜって?
私が斎藤先輩という人にどうしようもなく堕とされてしまったから。前の彼氏はとっても優しかったけど、もうそれじゃダメなんだぁぁぁぁ❤️
それが偽物で虚像でしかないと理解せずに
私の元カレ、奥田誠四郎は、私のヒーローだった。
昔から私は頭がよくて、容姿も整っていた。それを面白く思わない人たちが、毎日のように私を虐めていた。
そんなのある日、彼が引っ越してきた。彼はとっても優しくて、誰だろうと構わず助けていた。
私もその一人だった。まだ小学生というのに、聖人のように優しさで私も相手も包み込んでくれた。
いつしかそんな彼と恋人になれた時は、飛び上がって喜んだものだ。それから、私は「せーちゃん」、誠四郎君は「透華」ってよぶようになってとても幸せだった。
でも、そんな幸せはついに終わった。あのグズで有名な先輩に「私が先輩としないと、せーちゃんを痛め付ける」と言われたのだ。従うしかなかった。まだせーちゃんともしてないのに。
最初はほんとうにいやだった。でも、日を重ねるごとに、私は堕ちていったのだ。
最終的に彼に見られても、どうでもよくなったいった。完全に堕ちていたのだ。
それからは、せーちゃんのことを考えなくなっていった。
でも、地獄はすぐそばだった。
せーちゃんが何かを言いながら、飛び降りたのだ。私の目の前で。
一時、自分がなにを見ているのか理解出来なかった。
せーちゃん死んだんだと理解した時、今さらになって後悔と絶望にうちひしがれて、他のことを考えられなくなった。
その日の出来事はすぐに学校中に広まった。
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俺は今日、一人で登校していた。二人で登校するのが最近習慣になってたから、誠四郎の家にいったのだが、誠四郎はもう出ていた。
なぜかは分からないが、とてつもなく嫌な予感がした。
そして、その予感は的中した。最悪な出来事として。
「誰かが屋上から飛び降りたらしいよ」
「は?」
よく見ると教室に幸崎と誠四郎がいない。
「くそ!」
俺は職員室に駆け出した。
「先生!」
「なんだ!今いそがし____」
俺は構わず叫んだ
「搬送先はどこですか!?」
「は?お前なに言って___」
「奥田誠四郎の搬送先を教えてください!俺はあいつの親友です!お願いします!」
机に手をつき頭を下げる。
「! あぁもう!光西総合病院だよ!」
お礼もそっちのけで、病院に向かった。
「俺に相談しろって言っただろうが!」
「勝手に死ぬなよ!」
俺は誠四郎が死んだんじゃないかと思うと、絶望で押し潰されそうで、生きていることを必死願った。
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あとがき
はじめまして、または、こんにちは。最近になってペンネームの入れ方を知ったSニックです。
初めて見た「シュタインズゲート アニメ」に泣かされました。あれ、泣かせに来てますよね?本編は全部見ましたけどね!
もし、このような神アニメ知ってる方がいたら、私に教えてください!
あと、誤字脱字 改善点が有りましたら、レビューに書き込んじゃって下さい。
では最後に、この作品を読んでくださりありがとうございます!
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